| ●xionchannel メールインタビュー全文
その1はこちらです。
※このテキストは電撃ゲームス 2010年07月29日発売号のために行われたメールインタビューの全文です。
※内容は、メールインタビュー実施時の内容に基づいています。アプリの内容等、現在のものと異なる部分があります。 |
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ーー以降、一般的な質問です。まず、iPhoneアプリを作ってみようと思われたきっかけをお聞かせください。
はじめに
iPod touchを買ったときに、
ルービックキューブの早解きにはまっていまして、これはスピードキュービングというスポーツなのですが、そのための練習用のタイマーが欲しいと思ったのがきっかけです(「Cubing Timer」というアプリでリリースしております)。当時は
ルービックキューブ用のタイマーアプリがなく、自分で作るしかなかったものですから。それに、最新のタッチデ
バイスでなにかを作ってみたいという気持ちもありました。
ーー他のプラットフォームとは違う、iPhoneアプリ開発の魅力をお聞かせください。逆に魅力ではなく、苦労される点もあれば、お聞かせください。
アプリを作る環境を用意するのが簡単であることが魅力です。開発者登録も年間約1万円なので非常に安価ですし。今は開発のための本もたくさん出ていますので簡単だと思います。あと、ハードを持ち歩けるので開発中のものを人に見せてテストしてもらうのが非常にやりやすいです。よく友達にテストしてもらっています。
逆に、アップルさんの審査を受けなければならない点は苦労すると思います。読まないといけない決まりごともたくさんありますし、明確に規定されていない事柄は審査員によって判断が異なることもあるようです。審査に要する時間も
不定なのでそのあたりも大変だと思います。
ーー現状のiPhone市場について感じられていることをお聞かせください。
大きな会社が商売を行うには個々のアプリの価格が安すぎるのが問題だろうと思います。個人ならまだいいのですが、ある程度の規模の会社がそれなりの投資をしてリリースしようとしたときに回収が非常に難しいのではないでしょうか。とはいえ、ユーザーサイドに立つと安価でいろいろなアプリを使うことができるというのは非常に魅力的です。難しいところですね。最近開始されたiAdによって回収の方法も変わってくると思いますので、良い方向に変化することを期待しています。
ーー現状のiPhoneユーザーについて、どのような層をイメージされていますか? また、それにあわせたタイトルをリリースしようとお考えですか?
今までのゲームハードで遊んでいたユーザーとは違う感じがします。
重厚長大なゲームよりも昔の
ファミコンのような1ア
イデアで成り立つようなものをカジュアルに楽しむ人が増えているんじゃないでしょうか。ゲームはクリアすることよりもそれで遊ぶことの方が目的であって欲しいのでいいことなんだと思います。女性ユーザーも増えているようなので、なにか可愛いものをだしていければと思います。
ーーiPhone市場の今後は、どのようになるとお考えですか?
iOSという枠組みが広がっていくと思いますので、
iPhoneに限らず新しいコンピューターの常識のひとつになっていくんだと思います。アプリの価格は長く低迷すると思いますが、確実にパイは増えていくように思います。たとえば壁一面が
iOSで動く端末になっているような場所があって、そこで複数の人間で操作するような世界とかになったら楽しそうですよね。
ーー今後のiPhoneアプリ開発、リリースに関する御予定をお聞かせください。
現時点ではまだ何も無い状態ですが、小粒ですが触って楽しいものを出したいなと思っています。「ElectroMaster」のユニバーサル版は近日リリースできると思いますよ。ご期待ください。
※すでにリリースされています!
ーー最後に、弊誌読者にメッセージをお願いいたします。
レトロなテイストが好きなんです。昔の洋館とか、昭和の自動車とか、実は
ロータスヨーロッパに乗っています。これもレトロ好きが高じた結果かもです。でも、そんなレトロ好きが最新デ
バイスの
iPhone向けに開発するのはおかしいかと思いますが、古き良きものを今に形を変えて伝えることができれば楽しいんじゃないかと思います。「ElectroMaster」や私のリリースしている「Solid Dots -立体ドット絵
モデラー」もそんなものの1つなんです。活動のペースは余り速くありませんが、期待しててください。またなにか作りますので。
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※このテキストは電撃ゲームス 2010年07月29日発売号のために行われたメールインタビューの全文です。
※内容は、メールインタビュー実施時の内容に基づいています。アプリの内容等、現在のものと異なる部分があります。 |
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