#dgames PSNといっしょ(後編)

※この文章は電撃ゲームス9月25日発売号に掲載されたものです。 青春時代の“忘れ物”を取り戻すために僕はPS3をネットにつなぐ 本コラムの前編はコチラです。 遊び忘れたゲームが手に入る 超お手軽はゲームアーカイブス 　改めて説明すると、「ゲームアーカイブス」とは、過去に発売されたPSソフトをPS3およびPSP向けにダウンロード販売するサービスです。最近はPCエンジンタイトルもラインナップに加わっていますが、300作品を超える配信タイトルの大半はPSソフト。実質“PSソフトがPS3やPSPで遊べちゃう！”なサービスです。ゲームや映画に限らず、リメイク全盛の昨今ですから、その需要は推して図るべし……いわゆる“レトロゲーム”と言うと、まずファミコンやスーパーファミコン、メガドライブ時代のゲームを思い浮かべると思いますが、初代PSも1994年の発売から15年(！)が経過し、ある意味“年代モノ”の域に達しつつあるわけです。 　とはいえ、ディスクそのものがあればそのままPS3でプレイできますし(PS2ソフトを遊べるのは初期型の60GB／20GBタイプだけですが、PSソフトならすべての型のPS3でプレイ可能です)、まだ15年しか経過していないという意見もあるわけで……個人的には、この微妙な鮮度こそが、ゲームアーカイブスのキモだと思っています。もちろん最新のゲームと比べると、見劣りする部分は多々ありますが、結構今でも普通に遊べるゲームが多いんですよね。ゲームは日進月歩で進化していますが、プレイステーション(およびセガサターン)の発売が、１つの境目になっているのは間違いないと思います。ROM媒体からCD媒体になったことで、データ容量が大幅にアップして、ムービーの再生や3D表現が可能になり……現在に至るわけで。そういう意味で、PSソフトというその境界線の“こちら側”にある作品群が、ほぼ600円というリーズナブルな価格で遊べるのは、かなりセンセーショナルなことですよ！　 スクウェア・エニックスタイトルに かなり注目です！ 　昔遊んだゲームというのはどうしても“思い出補正”で美化しがちで、今実際に遊んだりすると“こんなものだったか”と感じることが多いですが、PS時代のゲームはまだそこまで発酵していないというか、そのまま食べても平気な鮮度を保っていると思います(あくまで個人的な意見ですが)。とくにここ最近、どうやらスクウェア・エニックスさんがゲームアーカイブスに本気(？)になったらしく、『ファイナルファンタジーⅦ』を筆頭に、『ゼノギアス』とか『ベイグラントストーリー』とか、下手をすると現役のソフトを食っちゃいかねない名作がガンガンリリースされているので、後先考えずにダウンロードしまくりです。ホント、当時お金がなくて泣く泣く買うのを諦めていたゲームを補完できて大助かり！　余談ですが、遊ぶ時間が有り余っていた学生時代がお金がなく、働き始めて資金力がついてくると、今度は時間がなく……理由は違えど、遊べるゲームが限られてしまうのはゲーマーの宿命なのかもしれません。 　リメイクされたり、中古市場で比較的容易に入手できるメジャータイトルはそうでもないのですが、結構マイナーなタイトルは“どうして買っておかなかった！”と当時の自分を責めることが多かったので、いい時代になったものです。きっとみなさんもそんなゲームが見つかると思うので、ぜひお試しあれ。個人的には『アインハンダー』と『ラクガキショータイム』の配信が神！　今後の配信にも期待してますよ!! ※電撃ゲームスのツイッターアカウント dengekigames ※電撃ゲームスについてつぶやいていただける際は、上記アカウントへの@mentionにしていただくか、あるいは#dgamesをつけていただくとありがたいです。 ※電撃ゲームスへの御意見、御要望、御質問は、下記アドレスでもお受けいたします。 dengekigames@gmail.com ※お寄せいただいた御意見、御要望、御質問には、極力、お答えしたいと考えていますが、すべてにお答えすることはできません。あらかじめ御了承ください。 また、特にこちらからお願いする場合以外は、メール等への個人情報の御記入はしないでください。こちらから個人情報の御提供をお願いする場合、御記入いただいた個人情報は各企画のためのみに利用させていただきます。