そんなにか？ < 俺

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写真の確認を終え、僕がカメラをカバンにしまうころには、なぜか警官の質問も終わり、気まずい沈黙が流れました。職務質問を受けている僕としては、まだ続きがあるのかな？　と思っていたのですが、なにも言われません。少し待ってみましたが、なにも言われません。4人の警官はその場を離れはしていませんでしたが、僕の方を見もしていませんでした。 「あのぉ、もう、いっていいですか？」。 僕に声をかけてきた警官に聞いてみました。 「誰かとここで待ちあわせしてんの？」。 「いえ」。 「じゃあ、いいよ」。 これは予想外の返答でした。声をかけてきて、僕を柱を背にして立たせて職務質問をしていたのは彼らです。それなのに、まるでそんなことはなかったかのように、「待ちあわせじゃないんなら、おまえ、なんで、そこにいるの？」的な態度です。いや、これにはびっくりしました。 立ち去ろうとする僕に、ミスター・●ン●ェイ●似の警官が声をかけました。 「悪かったな、あんちゃん、おっさんばっかりで取り囲んで」。 いや、あの、それが婦警さんでも、うれしくはないと思います。

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