【MHP 2nd】キミとボクと狩られ道(3/4) *
「でも、やっぱりみんなでやるのが楽しいです」。彼はぼそりと、そんなことも言っていました。お正月にお年玉で買ったのか、最近はじめた友だちもいて、今はその子と一緒に回ってあげるのが楽しい、と。
「この前、「狩られ道」を貸してあげました。その前にも一人、貸しました」。
いいヤツだ! キミ、最高だ!! ありがとう。本当にありがとう。彼は自分で買った「狩られ道」を彼より後に「MHP 2nd」をはじめた友だちに貸してくれていたのです。あの本のあとがきに、僕はこう書きました。「この体裁の本としては安価な税込798円という価格をつけさせてもらった。1人でも多くの「モンスターハンター」ファンに楽しんでもらえるようにとの願いも、価格には込めているつもりだ。誰かが1冊、買ってくれればいいからw あとはクラスみんなで回し読みでもしてください。ね? バカなオヤジもいたもんでしょ? でも、なんか笑えない?」と。まさに彼はそれを実践してくれていたのです。この感情をうまく説明することはできません。こんなうれしいことはありません。何を言っていいのかわからなくなった僕は2月8日発売の電撃PlayStationに「狩られ道」の付録をつくことを伝え、「なに行く?」と、もう一度、クエストを確認しました。
「霞龍の上皮がほしいです」。
どうやら彼はミヅハ覇を作ろうとしているようでした。ミヅハ覇シリーズをそろえるためには霞龍の上皮が12個、必要です。また、オオナズチは古龍ですから毎回必ずクエストが出ているという保証もありません。「よし、じゃあ、上位のオオナズチだね」と答えたところで、僕も思い出しました。僕も毒属性の槍、激槍グラビモスがほしかったところでした。その素材、霞龍の尻尾は1つも持っていませんでした。ちょうどよかった……。そしてさらに、ここで僕はひさしぶりに自分が編集長であることを思い出しました。オオナズチに対しては、基本的に僕は弓を持って出ることにしています。自分としては一番安全に立ち向かえる武器だからです。ところが、言うまでもなく弓では尻尾は切れません。かといって、まさか彼に「尻尾切って」とお願いするわけにもいきません。
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