ブログについて思い出したことごと(1/3)
ブログについて思い出したことごと
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匿名コメントを不可にするのがこれからのブログの在り方なのかも もとまか日記
もとまかさんのブログの記事を読んで思い出したことがあったので、ちょっと書いておこうかと。もとまかさんの記事とは関係ない内容だとは思いますが、もう何年もブログを書いていますので、なんというか思い出はあるわけです。
ちなみに最新の倉西のブログはこちらです。こちらですべての記事がお読みいただけますし、WordPressであれしてまして、iPhoneからもキレイにお読みいただけます。従来のブログも同じものを掲載していますが、iPhoneではちょっと……という感じです。ただ、RSSでお読みいただいている方が多いので更新はやめてません。どちらのブログもコメント、トラックバックともに承認制となっています(一部記事は過去の設定が反映されていますので、コメント等ができない可能性があります)。
さて、大昔。TSUTAYA onlineさんとはじめてブログをはじめた時に、コメント等の扱いをどうしようかという議論になりました。ただ、これについては僕の方針があらかじめ決まっていましたので、最初の居酒屋会議@恵比寿からまじめな会議室での会議まで、首尾一貫していました。
コメントは受けつけない、トラックバックは受けつける。
これがなぜだったのかというと、なにがしかの人格……のようなものをネット上に表明した人とだけ交流しようと考えたからです。TSUTAYA onlineという場でゲームメーカー各社クリエイターさんに書いていただく、さらに、主宰が電撃PlayStationの編集長ですから、あまり野放図なことはできません。ただ、読んでくださる方との交流は持ちたい。そう考えてのことでした。コメントは承認制にすることもできたのですが、当時の2chの状況を考えると避けた方がいいだろうと思っていました。
一方、トラックバックであれば、まずなにがしかのブログを持っている人が寄せてくるものであり、なおかつなにがしか関連する記事を書いてくれると、そう考えたわけです。極論を言えば、それも幻想だったと思いますが、まぁ、そこまでは考えないことにしました。
この時、もう1つ重要なことがあったのですが、そのブログに掲載されたテキストはすべて、引用をフリーにしました。(できれば)引用元を明記してほしいとか、書き換えたりせずにそのまま引用してほしいとか、いくつかのお願いはしましたが、当時、これはわりと画期的だったのではないかと思います。TSUTAYAさんや電撃さんの社内でもちょっとした問題になりましたが、僕は、匿名性の段階はいずれ終わり、ネット上のコンテンツはいくらでも引用/再利用されるようになると思っていましたから、ここは曲げずに進めました。
ちょっと違いますが、今で言うところのTwitterの日本人的(非公式)RTをイメージしていたのだと思います。
で。結果がどうだったかと言いますと、コンセプトはよかったと思うのですが、成功とは言えませんでしたorz 当時、まだメーカーさんすべてが公式サイトに力を入れている段階ではなかったので、けっこうな御寄稿もいただいていましたし、TSUTAYA onlineさんを背景にもしていましたから、PVはかなりありました。が。トラックバックはさっぱり……でした。ブログが一般に大ブームになるのはこの1年後くらいだったので、ちょっと早すぎたかもしれません。また、これは予想外だったのですが、トラックバックは、いわゆるエロトラックバックが多すぎて閉口もしました。あの当時、Twitterがあればなぁ……とも思いますが、まぁw 「コメントしたい」という御要望も多数いただきましたので、半年くらい経って、承認制でコメントを受けつけることにしました。
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