再掲【TGS2009】iPhoneから見たゲームの未来 02

※TGS情報がぼちぼち出てきましたので、去年の記事ですが再掲出します。ここから、なにが変わって、なにが進んで、なにが変わっていなくて、そしてなにが、この先の未来につながっていくのでしょう……ということはおいといて、いやぁ、iPhoneゲームに出会った僕自身の興奮が伝わってきて、ちょっと恥ずかしくもありますw 林さんによる前提の説明に続きましては、各ソフトメーカーの方々が登壇され、タイトル・プレゼンテーションが行われました。iPhoneならではといいますか、おもしろかったのは普段、こういうステージではけっこうライバル意識を見せるメーカーさん同士が、「ともにiPhoneでがんばる仲間同士！」みたいな感じでw　和気あいあいとプレゼンテーションを進められていたことです。Apple関係は、なんというか、そういう連帯感が醸成されますよね。Macユーザーってだけで、仲よくなったり。 さて、最初の登壇者はバンダイナムコゲームスの加藤正規さんです。加藤さんは現在、iPhone版「ACE COMBAT」、「ACE COMBAT Xi」（仮）の制作に携わられています。まず最初に、美麗なオープニング映像が公開されたのですが……。 「先ほどのムービーの音は、直接、iPhoneをこのステージの大きなスピーカーにつないで流しています。もともと音楽を聴くものですから、やはり音はいいですね」。 と、にっこり。これはいきなりAppleファンの心をつかむ演出でしたw さて、「ACE COMBAT Xi」ですが、元の素材はコンシューマタイトルである「ACE COMBAT X」から持ってきているらしいのですが、当然、iPhone用に調整は加えられています。ただ、それは劣化させるという方向ではなく、テクスチャなどを最適化させるという作業だとのことでした。ステージ上では実機によるデモプレイが行われたのですが、確かに画面は遜色なく見えました。また、自機の操作ですが、これは本体を傾けて行うようです。 「短時間で楽しんでいただけるように、コンシューマ版と比べるとやや狭いマップで、敵が多く出てきて、気持ちよく撃破できるように設計しています。とはいえ、簡単になってしまったのではおもしろくありませんから、見せ場をしぼって、それが連続するように作っていると思ってください」。 この手のフライトシミュレーター系STGは、個人的には苦手なのですが、そういう調整が行われているのであれば、ちょっとやってみようかと思いますね。本体を傾ける操作も、楽しそうだし。「こういった調整も含めて、iPhoneはクリエイターがセンスを見せられるプラットフォームではないでしょうか」というコメントで、加藤さんはプレゼンテーションをしめくくられました。 ※バンダイナムコゲームスのタイトルをApp Storeで