【PONOS】「KYOTOのカジュアルゲーム」。たぶん、今の結論はこうだ
※PONOSさんの新作「パズルコスモス」リリース記念の再投稿になります。
ーーこれまでお聞きしてきた通り、PONOSさんのゲームはシンプルながら驚きとアイディアに満ちたものだと思います。たとえとして適切かどうかはわかりませんが、たとえばコンシューマゲームのような規模のものは作られないんですか?
できるかできないかという話でいえば、たぶん作れないと思います、今のPONOSには。ただ、論点は変わりますが、ゲームといってもコンピュータゲームばかりではないですよね。カードゲームもありますし、もっと言えば、なにかをいじったりするだけでも楽しめます。なにかがあって、それを操作できれば、それだけでゲームになるという見方もできると思います。
ーーなるほど。
iPhoneのユーザーさんの中には、いわゆるコンピュータゲームの操作に慣れていない方もいらっしゃるでしょうし、ゲームというものを知らない方もいらっしゃいます。だから、PONOSのゲームはぱっと見でプレイできるということを意識しています。ゲームをプレイしていただくのに、敷居を作りたくないんですね。できるだけ、入ってきていただきやすいようにしたいんです。コンシューマゲームの場合は、ここまで作り込まなければいけないというラインがありますよね。
ーーiPhoneアプリと比較すると、確かにそうかもしれませんね。プラットフォームホルダーからの、内容面、仕様面に対する企画審査も厳しいですし。
iPhoneやモバイルであれば、そこまでではないですし、商品として問屋さんに買ってもらわなくても、仕入れてもらわなくてもいいんです。語弊があるかもしれませんが、キャラクターもストーリーも要らない、そういった点ではボリューム不足でも遠慮なくリリースできるんです。
ーーその自由度の高さは、確かにコンシューマゲームの世界とは比較にならないですね。
自分のアイディアメモがあるんですが、動詞が1つ、その単語だけ書いてあったりするんですw なんだろう? と思うこともあるんですが、動詞1つでも、ゲームのアイディアはふくらむんですよね。
ーー海外での展開については、いかがですか?
会社としては当然、海外市場は意識しています。PONOSは低価格路線でいっているので、国内だけでは厳しいです。世界中で売れてほしいと思いますw そういうこともあって、言葉を必要としないものを出させていただいてます。特に「Mr.AahH!!」は、海外でウケるんじゃないかという視点で作ってもみました。その当時、たまたま海外のランキングで棒人間が人気だったので、あのようなキャラクターデザインになりましたw
@appbank氏(AppBank編集長、以下敬称略):棒人間は、もはや一大ジャンルと言ってもいいでしょうね。確かに高度なキャラクターデザインは必要としませんから、インディーズが勝負をかけるなら棒人間ゲームです。まちがいありません。
ーーOpenFeintについてはいかがですか?
有効なツールだと思います。ゲーム的な遊びの要素が増えるなら、おもしろいでしょうね。ただ、どうでしょう、導入はしないんじゃないかなと思います。そういうところも、自分たちでやっていこうという思いが強いので。
ーー普段は、どんなゲームで遊ばれますか?
ゲームロフトさんのタイトルや、「The Creeps!」「GEO DEFENSE」といったタワー・ディフェンスですね。
@appbank:タワー・ディフェンス、作らないんですか?
実はiアプリでは作ってみたのですが、ハードスペックもありますし、超えられなかったんですね。また思いつけば、やると思います。
ーー今後の御予定をお聞かせください。
2010年には、iPhoneアプリを2本以上は出したいですね。3つ出せれば、たいしたものだと思います。
ーーそれでは、最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。
おもしろいと言っていただけるものをめざしていきます。期待していただくのはちょっと怖いですけどw それに答えられるようにがんばっていきたいです。
ーー本日は、どうもありがとうございました。
あ、最後にいいですか?
ーーはい、どうぞw
PONOSでは、ゲーム開発スタッフを募集しています。特にiPhoneアプリのスタッフ、募集中です。くわしくは公式サイトをごらんください。スタッフもほぼ全員20代ですし、若くて楽しい会社だと思います。興味のある方はどうぞ、よろしくお願いします。
ーーそれではあらためましてw 本日は、どうもありがとうございました。
※PONOSさんのツイッターアカウントは@PONOS_GAMEです!