【GAME ON iPhone 2010 VOICES】ゼペット(2/2) [倉西]
※ゼペットさんからは大変熱心な御回答をいただきましたので、2分割して公開させていただきます。n
■お答えいただいた方/宮川義之氏(代表取締役)
【5】iPhoneアプリ市場の将来性について、どのようにお考えになっていますか?
特に2010年代はAppStoreのような、開発参入がしやすく、お手軽なStoreモデルにほぼすべてのソフトが移行すると思います。言うなればWebのように、老舗・新生も平等に、お客さんにとっては等しくURLで全てのコンテンツが並ぶ時代の始まり。既に安価な極上コンテンツの楽園になりつつありますが、その状態がさらなる事態を生み出しつつあると思います。テレビや雑誌がやってたコンテンツもAppStoreという課金のしやすさも手伝い、どんどんAppStore型のコンテンツに移行してゆき、人々の注目の中心も合わせて推移してゆくと思います。
面白いのは、そういった注目の中に、世界の誰もが突然スターを目指して乱入出来ること。YouTubeで数百万アクセスとって一躍スターになるシンデレラは無害ですが、AppStore上ではシンデレラ達は老舗のタイトルと直接ランキングで対決するので、古株勢も本当に面白くなければ途端に飽きられてしまう時代の始まりでもあります。端的に言えば、次から次へとエキサイティングで新鮮な驚きが出てくるので目が離せません。
【6】2010年内にリリースされる予定のタイトル数をお聞かせください。
弊社リリースは二つ。『iCarShoot』という、スーパーカー消しゴム型レースゲームと、『iYamato』のバージョンアップ(ほとんど続編)です。先に弊社開発の『PocketVegas』(AppBankよりリリース)と『LightBike2』(Pankakuよりリリース)が出る予定です。
【7】最後に、弊誌読者に御社iPhoneタイトルをアピールしてください。
ポケットからちょっとiPhoneを出して、すぐ世界の誰かとさっくり対戦できるゲームをガンガン開発中です。iPhone越しに広がる新しいゲームの世界に是非どっぷり・さっくりハマリに来て下さい。
ゼペット
現在、リリースされているゲームアプリは「iYamato」「iNinja」の2本。いずれもワンアイディアシューティングとも言うべき直感的にわかりやすい世界観を持っているのですが、一点、「なるほどね!」というゲーム性がもり込まれていて印象に残るタイトルです。ゼペットさんは現在、「PocketVegas」にも関わられています。深夜までと言いますか、昼夜問わず! 御苦労様でございます!