【MHP 2nd】狩られの道は、人の道 -最終章-(その5) *
エリア10の採取ポイントが尽きたら、エリア3からエリア8に入ってメラルーを狩っておきます。さらにエリア6に進んでギアノスを狩ります。掃除が終わったらエリア8の段差の上にある採取ポイントです。ここではラオシャンメロンが手に入ります。これを納品すれば、なんと9000TPです。すごい! すばらしい! だったら最初からこれを狙えば? という話なのですが、これがなかなか大変なわけです。エリア8~6~5~2~1と抜けていかなければなりません。メラルー、ギアノスを狩っておけば、意識しなければならないモンスターは激減するのですが、それでも長距離です。あせって走りすぎるとスタミナ切れを起こし、最悪の場合、ラオシャンメロンを落っことしてしまいます。それだけは避けたい。
ちなみにラオシャンメロン納品の最大の敵はエリア8のランゴスタです。狩っても狩っても復活しやがる羽虫にはもう、なんと表現していいのかわからない憎悪が沸いてきました。狩猟数1233匹でも、この怒りは収まりません。ポッケ村の生態系を破壊してでも狩り尽くしてやりたい。ラオシャンメロンを手に入れると盛大なファンファーレが鳴り、その間、身動きが取れません。そこなんです。そのタイミングでランゴスタに刺されたりするとファンファーレが終わった瞬間に残念な効果音が鳴り響き、さらに自分が麻痺っていたりしてビリビリッビリビリッという音が響いたりします。もうねぇ、ほんとにねぇ、クエストを投げ出したくなりますよ、まじめな話。
「笛ですよ」。
いつもの愛くるしい、テディベア系の笑顔で陛下がおっしゃいました。
「トレジャーやるんだったら笛もいいですよ。強走効果を吹けば、スタミナ、減りませんから」。
あぁ! なんとありがたいお言葉。あいかわらず陛下は僕の危機を救ってくださいます。いつも僕を、導いてくださいます。フエールピッケルのことばかり考え、まともにトレジャーハンターを攻略しようとしていなかった僕は、そんなことにも気がついていなかったのです。本当に本当に、いつまでも悟らないこの弟子をお許しください。無事にラオシャンメロンを入手しても運搬に時間がかかりすぎていた僕に、陛下がアドバイスをくださったのです。強走効果のある笛を持っていけば、確かにスタミナ切れの心配はありません。ランゴスタの恐怖はどうしようもありませんが、スタミナ切れは、自分の知恵と行動でどうにかできることだったのです。福音。陛下のお言葉は、いつも叡智と真実にあふれています。
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