【CLOUD】テキスト(2/3)
こんなこと、別に誰も知りたくないだろうなぁとは思うのですが、ゲームライターとしての倉西は「CLOUD」に4カ所、関わっています。まぁ、あの、それをちょっとここで公開させていただこうかとか思ったりします、恥ずかしながら。ちょっとでも宣伝になるかなぁと思いつつ、逆効果でないことを願いつつ……。
1つめは、「FF XIII」について書いたものです。これは「FF XIII」について思うこと、期待感を短い文章を集めることで表現しようという企画でした。指定された文字数はもっと少なかったのですが、いくらなんでもそれでは書き切れなかった+時間もなかったので、軽くオーバーしておきましたw 編集の人がうまくまとめてくれたようですね。よかったよかった。ちなみに以下の文章は掲載されているものに、極々一部、手を入れたものです。
※「CLOUD」の公式サイトはこちらです。
※電撃Girl'sStyleのライター、ダイックの「CLOUD」紹介記事はこちらとこちらです。
※このブログの「CLOUD」の紹介記事はこちらです。
「ファイナルファンタジー」はいつも、「ファイナルファンタジー」に挑み続けている。誕生の時からそれを宿命づけられたタイトルは、20年の時を経てなお、時に荒々しく、そのミッションを遂行している。
「XIII」は「世界」に挑んでいる。精巧なグラフィックスの影に、まるで強いいらだちのようにそのテーマが透けて見える。調和のとれた世界から追われる人々を乗せた護送列車、表現としてアンダーグラウンドが選択され、事件を予感させる。これ以上はないくらい緻密なグラフィックで描かれながら、ライトニングはその「世界」を切り裂くために空から、荒野からやってきて舞うように戦う。
画面に描き出された世界と、それを描くスタッフの意志を象徴するシーン。開発スタッフとライトニングに共通するのは、充足することを知らない追求。たとえそれが世界を滅ぼすような戦いという姿をとらざるを得ないとしても……。
そして、その戦いもまた、「ファイナルファンタジー」でしか描くことができない。