DVDが話題になっているということと、今まで不勉強で読んでいなかったということもあり、この機会に一気に7巻まで読んでみました。すごい。びっくり。これはおもしろい、これは売れる。
あまり小難しい感想を書いてもしらけますし、まさかストーリーのネタバレをするわけにもいきませんので、簡単にまとめようとは思いますが、やはり引かれたのはキラとLの駆け引きというか、掛け合いです。これがおもしろかった。こういう設定のストーリー進行では、ややもすると掛け合う二人の言っていることが似てしまったり、あるいはあまりに御都合主義的になってしまって(つじつまあわせが激しすぎて、結局、一人が頭の中で話しているようになってしまったりして)つまんないと感じることが多いのですが、「
DEATH NOTE」では、二人を直接会わせてしまうこと、似たレベルの人間だと設定することで、それを回避しつつ、さらに第2のキラが破天荒な女の子だったり、謎の企業集団を登場させたりということで、ストーリーに幅とわかりやすさを付与しています。
これらの設定、原作の方にとっては、まるで自分自身への挑戦のようだったのではないかと推測してしまうのですが、どうでしょう?
もともとマンガ好きでよく読みますが、「
ゴルゴ13」「
島耕作」以外で、これだけ文字の多いマンガを純粋に楽しめたのは久しぶりでした。ウケてるのは知っていましたが、カバーのイメージや映画の配役から、なんとなく敬遠して読んでいませんでした……という大人の人には、おすすめします。これは読んでおいて損はまったくないです。
ちなみにというかなんというか、Lの足の指にぎにぎ萌えとか言いたい気もするのですが、今週末には39歳にもなることなので、やめておきます。