【狩られ道黒毛 2/2】『MH』とはなにか? インタビュー後記(その3)[倉西] #MHP3
「うわ! 尻尾! やられた!」。
と思った瞬間、その尻尾をオトモが切断してくれたこともありました。確かに見えてはいなかったのですが、あのおいしそうな切り口をさらしてウカムルバスがつんのめった時は、うれしいやら呆気にとられるやら、まさに奇跡、感動というほかありませんでした。あんなことが増えるんですねぇ、きっと……。ほんっと楽しみでしょうがない。
一瀬「あたりまえですが、プレイしていただいた時はレベル1ですよね。そこからオトモアイルーを育てていくわけですが、1匹はメインで強化して、もう1匹は別なオトモを何匹か連れて出る、試してみるという考え方もできますね」。
辻本「オトモではありませんが、アイルーと言えば『MHP 3rd』にも農場はあります。今までのものより広いです」。
一瀬「アイルーキッチンはなくなっているので、そのぶん、農場でできることが増えていたりもします」。
辻本「アイルーについては楽しみの幅が広がっています。中でもオトモアイルーは『MHP 3rd』の大きな売りです。これまでにお伝えしていること以外にも、もっともっと楽しい要素があります。ぜひ、続報をお待ちください!」。
はい! もう大期待です。大期待でお待ちします!
このあとも、まだまだ多くの話題がありました。いくつか僕のメモから散発的にまとめさせていただきます。前後のつながり、詳細は書きませんが、いろいろと想像してみてください。
辻本「プーギーは出ます」。
辻本「フィールド関係の取材にもスタッフが行っています。渓流は確か熊野古道だったと思います」。
一瀬「なんのために(ゲームの中に)温泉を作ったのか! という話ですが、温泉取材には行けていません、僕は。この2年越しのアイディアが……本当に、なんだったんだって話ですよ」。
一瀬「今回は生き物が生きていることが感じられるフィールドにしたいと考えました。木が生えているフィールドは今までにもありましたが、渓流では川というものにも注目していただきたいと思います。川があれば、そこに人が住んでいたかもしれませんよね? もともとは人が住んでいたんじゃないかというところもあります。村の建物跡が残っていたりですね」。
一瀬「ガンランスは、早くお見せしたかったところです。御安心ください、と。ただ、それだけでは……ということで、最初っからスラッシュアックスもお見せしました」。
一瀬「(フィールドとして)水中はありませんから、『MH3(tri-)』に登場するもので、水中ありきで考えられていたモンスターは『MHP 3rd』には登場しません。たとえばロアルドロスは『MH3(tri-)』にも登場するモンスターですが、『MHP 3rd』では陸上でのみ登場します。なので、行動や攻撃は、なにがしかの変化はしています。もっとも、変化や調整は、ロアルドロスのような例だけでなく、全モンスターに対して加えられています」。
辻本「今回はG級がありませんが、十分なボリュームはあります。また、アクションゲームとしてみても、きちんとしたレベルアップを果たしています」。
さて……。ここまで3回にわたって続けてきたインタビュー取材後記も、いよいよ次回で最後です。このインタビュー、僕はインタビュアーではなく、半ば傍観者のように同席していただけだったのですが、最後に1つだけ、質問させていただきました。そのお答えを、次回、御紹介させていただきます。それまでにぜひ、読者のみなさんも考えてみてください。
あなたにとって、『MH』とはなんですか?
(株式会社アスキー・メディアワークス 第1編集部 次長/ゲームメディア主筆 倉西誠一 201005161548)
※この文章は電撃PlayStation 5月28日発売号に掲載されたものです。