【Solarobo】熱き想いで作られた『ソラロボ』の世界。(その1) (アラケン) #solarobo
今もなお『ソラロボ』の設定は
どんどん増え続けている
――企画の立案から13年というとても長い制作期間をかけて作られている『ソラロボ』ですが、野口さんはいつ頃から開発に参加されていたのですか?
野口泰弘氏(以下、野口。敬称略):2007年の1月からなので、約3年間開発に携わっていますね。
松山洋氏(以下、松山。敬称略):設定資料のひな型が完成した頃ですね。当時は、まだゲームの方向性やシナリオのテイストは決まっていませんでした。
――野口さんは設定にはタッチされていないのですか?
野口:設定は私が参加してからもどんどん追加されていって……というか、現在進行形で増えています(笑)。
松山:設定は私とディレクターの磯部を中心に作っていたんですが、私達が好き放題にものを言うので、毎日増えていくんですよ(笑)。これをゲームに落とし込むには、整理や取捨選択をする必要があるんです。
野口:その膨大な設定の整理が私の担当です。開発チームには、わりと暴走して設定を考える人が多いので大変ですね(笑)。「なるほど」とうなずきながらも「でもここはこうしたほうが説得力ありませんか?」と提案しつつまとめています。私自身、SFの世界観部分が大好きなので、意見を出すこともありますよ。
松山:開発チームは「こんな設定、おもしろいよね!」と思ったアイデアをどんどんイラストに起こすんですが、そうすると用途不明の設定もできちゃうんですよ(笑)。野口はそんな設定を練り直して書類にまとめてくれていて、それがスタッフ全体の設定資料になっています。ですから、野口はシナリオ担当ではあるけど、シナリオ作成を中心とした「企画作業全般の担当」といえます。
※インタビュー全文は電撃ゲームス 5月21日発売号に掲載されています。
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