ゲーム雑誌は変わるのか? 第4回
※この文章は電撃PlayStation付録に掲載されたものです。
前々回(第3回は連続性がないため割愛)からの続き。ゲームボーイ版第1作『聖剣伝説』の発売を告げる新聞のようなもの、今で言えばフリーペーパーを完成させた僕は、今度はそれを配布することを考えた。正直に言えば、作ったというだけで終わらせても全然よかったのだが、まずは大学の友人連中から配布をはじめた。
フリーペーパーというわけではないが、僕は高校時代にもビラを配布したことがある。高校3年の学園祭でアコースティックパンクデュオをやったときのことだ。英文タイプライターを使ってローマ字のビラを2種類作り、前々日と前日、早朝登校して無作為に選んだ机の中に押し込んで回った。迷惑な話だ。しかも、そのビラのタイトルは「fuck me please」だった。今思い出したのだが、じつに迷惑極まりない。後に卒業式で「fuck me deeper」というビラをまこうとして、さすがに友人に止められた。
大学の友人連中におよそ配布を終えた僕は、そのフリーペーパーをクラブに持ち込んだ。おねぇさんがいてくれるしあわせなクラブではなく、どちらかというと当時は「踊る」よりも「聴く」が主体だったクラブだ。主にレゲェ系のクラブが多かったのだが、こういうフリーペーパーには、みな、寛大だった。しかも、当時はゲームボーイにライトボーイをつけて(ゲームボーイの画面につける周辺機器で、ライトが付いていて明るく、さらに画面も1.4倍の広さに拡大して見ることができた)、クラブの床に座り込んで、音楽を聴きながらゲームをプレイしているという連中が何人かいた。
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