【狩られ道黒毛】お祭り、狂喜乱舞……雷と麻痺？w（2/2）

※この文章は電撃PlayStation 3月13日発売号に掲載されたものです。こんな僕ですが「MH」をプレイするときは飲みません……ちょっとしか。基本的にはタバコも吸いません（吸ってられませんが正解ですけど）。自分でも不思議なのですが、かなり真剣にプレイしていて、そして長時間、それを続けられもします。ここまでハマるかぁ？　というくらいなのですがw　この疑問に答えを出してくださったのはピエール瀧さんでした。電撃PlayStationの付録でインタビューさせていただいたときに、瀧さんは「MH」を「バーチャファイターとウィザードリィを足したようなゲーム」だと説明されていました。ここまで的確に、端的に「MH」の、ゲームとしての魅力をまとめた言葉を僕は知りません。これは前回「狩られ道」にも書いていますが、僕は「バーチャファイター」にも「ウィザードリィ」にも、人生のかなりの時間を費やしています。何者かと（リアルタイムで）競いあうインタラクティブ性、時間を費やした成果が（ときに残念な失敗もありますが）確かめられ続ける達成感の連続、さらにいえば何度踏み込んでも新たな発見を感じさせる世界。こうしたゲームの基本的な魅力、ゲームの魅力の根源に複数の視点からアプローチし、それをまとめあげてしまう奇跡のようなバランス。そんなタイトルをプレイできるという幸福に抗う術を僕は知りませんし、それをプレイするときに嗜好品は不要です。そんなものに頼らなくても、十分な快楽が、この手のひらにあるのですから。