※この文章は電撃PlayStation 2008年6月27日発売号に掲載されたものです。
今年2月8日、それから3月14日に発売された
電撃PlayStationに、「狩られ道A」「B」という付録をつけさせていただきました。おかげさまで好評で……と言っていいのかどうかはあれとして、この付録の中で、僕は「すべての
ティガレックスの武器を作り、そのすべてで
ティガレックスを狩る」という大目標に挑みました。結果は……お読みいただいた方は御存知でしょうけど、大失敗でした。あからさまに、企画倒れでした。できませんでしたから、そんなこと。最後は弓と片手剣、
ヘビィボウガン、ハンマーが間に合わず、結果として西岡、
青毛、男塾先輩の手を借りて狩るだけ狩ったと、まぁ、そんなていたらくでした、ごめんなさい。……と、まぁ、そんな苦い経験を持っているくせに、また僕は新たな目標を立ててしまいました。
迅竜、ナルガクルガ。
「
MHP 2nd G」で初登場の飛竜種です。今さら何を紹介する必要もないでしょう。「2nd」の
ティガレックスに相当する、「
MHP 2nd G」のメインモンスターと呼んでいい存在です。そして、その名に恥じず、手強く、そのくせ、立ち回りはすごく楽しいというか、気分がいいヤツでもあります……などと余裕をぶっ
かましていますが、おおむね憎い。そんな簡単に倒せる相手ではないのですが、だからこそやりがいもあり、おもしろいわけです。具体的にいつ、それを考えはじめたのかは覚えていませんが、僕のブログにいただいたコメントを読み返してみると、もうみなさん、予想されていたみたいですね。多くの方が「どうせ今度はナルガクルガ、やるんでしょ？」と、書かれています。その通りです。みなさん、僕よりも僕にくわしいんじゃないかと思うくらいですが、決意しました。「すべてのナルガクルガの武器を作り、そのすべてでナルガクルガを狩る」。これが僕の新たな目標ですって、全然新しい感じがしないorz
しかし……。
それにしても「
MHP 2nd G」発売当時のナルガクルガ狩猟は、本当にひどかったです。編集部の連中と回ってもらった時でも、僕は比較的安全な威嚇中に乱舞を叩き込むくらいで、ほとんど攻撃らしい攻撃はできずにいました。ナルガクルガは一体全体、なにをやっているのか？ もうなにもかもがわからないくらいでした。ただ尻尾を振るだけの攻撃でも、信じられないくらい尻尾が伸びますし、さらにその伸びる尻尾（と言っていいんだろうか……）を地面に思いっきり叩きつける攻撃では、衝撃波も発生します。これを喰らうと、たいていの場合、力尽きたりしていました。そもそもヤツの動き自体が、さっぱり見切れませんでした。
ティガレックスは、どんなに速く動いたとしても直線的です。それに対してナルガクルガはまっすぐ突っ込んでくることもあれば、斜めに大きく飛びかかってくることもあったり、さらに斜めに見えていながら、実はそれほど角度はついていない飛びつきだったりと、まぁ、忙しいこと忙しいこと。僕はただひたすらに、逃げ惑うばかりでした。
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