ゆっくりタバコに火をつけました。心を落ち着けて、僕は大剣でのプレイを反芻していました。ひさしぶりの絶望感と緊張感、そしてそれを乗り越えようとする闘志、ひさしぶりではありますが「
モンスターハンターポータブル2nd」をプレイしてくるとおなじみになる感情がわいてきました。まず、なんとか
ティガレックスに近寄らなければなりません。近寄らないことには攻撃を加えることができないわけですから、これはあたりまえのことです。考えた方法は2つでした。1つは武器を納めて走ること。ただ、これにはリスクが発生するタイミングも多くありました。まず武器を納める時。位置取りをうまく考えないと、猛
ダッシュなんか簡単に喰らってしまうでしょう。次に近寄ってから武器を抜いた時です。誤って抜刀からそのまま攻撃してしまうと、結局は大剣が地面に突き刺さって……ということを繰り返すだけです。一撃加えて一撃喰らっていたのでは、まったくもって勘定に合いません。もう1つの方法は、武器を抜いたまま、ごろごろごろごろ回転回避をして近づいていくという、かっこ悪い方法でした。デメリットはスタミナを消費するということでしたが、これは強走薬グレートを使えば解決できます。むしろメリットの方が多いのではないか？ 武器を抜いたままなので、いざという時には
ティガレックスの攻撃をガードすることもできます。また、近寄って○ボタンを押せば横払いが出るため、大剣がぐっさり地面に突き刺さってしまうというハプニングを避けることもできます。
結局、僕が選んだのは後者、ごろごろごろごろ回転回避で近寄っていくという作戦でした。これが正解かどうかはわかりませんでしたが、とりあえずより安全に
ティガレックスにダメージを与えることができるようになった、攻撃のチャンスが増えたことは間違いありませんでした。
しかし……。問題はそれだけでは終わりませんでした。ごろごろごろっと
ティガレックスに接近し、鼻づらに一撃を加える。これは気持ちよくできるようになりました。問題はこの後です。○ボタンでの攻撃は横に大剣をなぎ払うので地面に突き刺さって困るということはないのですが、それでも動作が遅いことに変わりはありません。一撃加えたら逃げるのではなくガードしないと、ダメージを喰らってしまいます。そして、ガードできるということは大剣の大きな特徴でありメリットでもあるのですが、ガードすると大きく後ずさってしまいます。防具はレックスSシリーズなので、ガード性能が発動していません。当然のように大きく後ずさり、再接近しなければならなくなるわけですが、その時にはすでに
ティガレックスも次の攻撃の予備動作に入っていて、結局、何もできないままに攻撃を喰らってしまうか、あるいは再びガードして後ずさるしかないという……そういう不毛な状況が続きました。
なんとか……なんとか
ティガレックスに接近できるようになったのに、しかし、これでは……。
解決策は1つ、簡単に思いつきました。僕は対フルフル用にマイセット装備にザザミUをセットしていました。装飾品も使って、ガード性能+2、防御+20、ガード強化（ついでに、雷耐性-5）が発動しています。これなら
ティガレックスの攻撃を真正面から受け止めても後ずさることなく、その場で攻撃を繰り出すことができます。さらにバインドボイス【大】もガードでき、大きな攻撃チャンスを得ることもできるでしょうというか、できます。
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