「そうか！ 倉西さん、そういうことか！」。
ディアブロスとのファーストコンタクトはエリア7です。地中から飛び出してきたヤツに、僕が麻痺弾LV2を撃ち込んだその時に、谷やんが感心したように叫びました。そうです。僕は繚乱の対弩を背負い、麻痺弾LV2を（一発ずつですが）撃てるようにして出ていたのです。武器こそ違え、前日、男塾先輩がとっていた作戦です。さらに言えば、男塾先輩を超える、改良型の作戦です。麻痺弾で
ディアブロスを麻痺させてみんなの攻撃チャンスを激増させ、ヤツが麻痺っている間は貫通弾を撃ち込み、誰かがピンチになりそうな時はすかさず閃光玉を投げる。なんというか、ちょっと上級者っぽいサポート的なプレイスタイル。計画は完璧でした。一発ずつ装填しなければならないため、なかなか麻痺ってはくれませんでしたが、閃光玉とあわせて考えれば、僕の活躍、貢献度は並大抵ではありませんでした。
「すげぇ、倉西さんがしっかり戦力になってるよ」。
以前の僕しか知らなかった谷やんが、笑いながら言いました。野村が2落ちしたりする中、僕は冷静に、そして着実に自分の役割を果たしていましたから。しかし、さすがは谷やんです。まっすぐストレートなハンターです。2回目のク
エストに、谷やんは龍木ノ笛【宿神】を装備してきました。麻痺属性の狩猟笛です。4人がかりというシチュエーションを考えれば、麻痺には大きな意味があるということを（僕の作戦を）認め、自らも装備を変えてきたのです。その瞬間、いったんはオンライン集会所にやってきていたデオおと野村も自室に戻り、着替えてきました。デカおは僕と同じ繚乱の対弩、野村は
メラルーガジェット……って、全員、麻痺装備かよ！ もうガチです。紛うことなきガチな（なのか？）編成で、僕たちは片角の
ディアブロスを狩り続けました。
何度かは捕獲もしながら、ちょうど9頭を狩った時のことです。僕は累計で10枚目の「マ）王チケットを手に入れました。激運装備であったにもかかわらず、10枚の「マ）王チケットを9回のク
エストクリアで手に入れた……なんとなく釈然としない思いもありながら、ガンナー用のディア
ソルテシリーズも作れるようになりました。もちろん作りましたよ！ 作りましたけど、鎧玉各種が足りず、中途半端な強化しかできませんでしたけどorz
なにはともあれ。「2ndG」発売前に、難関と言われたク
エストをクリアして無事に電撃さん装備を手に入れられたのはうれしかったです。あ、でも、そういえばもう1つ……。
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