週末レビュー 「ファイナルファンタジーIII」(DS) 第1回

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※この文章は2006年09月05日に公開されたものです。 FINAL FANTASY III プレイインプレッション 8月24日に発売され、大ヒットとなった「FINAL FANTASY III」DS版です。DSらしい任天堂さんのタイトルや「たまごっち」を除いては、初のハーフミリオンヒットなのかななにはともあれ、おめでとうございますというか、よかったよかった。DSは携帯ゲーム機の枠を超えて、これだけの大ヒット商品になりながら「結局、売れるのは任天堂さんのソフト」というイメージがありましたからね。「FF3」のようなゲームらしいゲームが売れてくれると、いろいろな可能性が広がるような気がしますその視点に立てばね、PSPもがんばってると思うのですがそれはともかく。 ようやくストーリーをクリアしましたさすがに週末1つじゃ無理だろうなと思っていたのですが、2週末目でのクリアは個人的にちょっと早い感じ。がんばった俺 16年前のファミコン版当時は友だちと住んでいて(♂ですから! あ、●ー●ーでもなかったですけどね)、当時、お互いに留年が決まった大学の同級生同士だった僕たちは、毎日だらしなくバイトとゲームの日々を送っていたわけですが、言うまでもなく貧乏。津村君の弟(当時、小学5年生)からソフトを送ってもらって細々と遊ぶという日々だったのですが、さすがに「FF3」は自分たちで買いました……確かw でもって、お互いがそろっている時にしかプレイしないという紳士協定を結んで仲良く進めていたのですが、津村君が協定を破ったのか、僕が居眠りをしていたのか、気がつくと、もうラスダンになってるそう、僕はラスダン前の重要な部分を見逃したまま、彼がクリアまで進めるのをぼんやり眺めていた、と16年前はそんな感じだったので、「がんばろう!」と思ったというのが、直接的なモチベーションでしたね、今回。 もう1つの動機というかきっかけは、かなりしっかり「FF12」を遊ばせてもらったことです(こちらもストーリーはクリアしましたが、さすがにモブのコンプリートまではorz)。電撃PlayStation編集部では、当然ですが、日常的にあちこちで「FF11」の画面を見ることができます。「FF11」と「FF12」という2つのゲームをぼんやり自分の頭の中で比較したり咀嚼したりしているうちに「FF3」DSの話題があちこちで聞かれるようになって、はたと気がつくと、「FF11」と「FF3」はいずれも開発のトップに田中弘道さんが立たれているしかも、「FF3」は16年ぶりの移植……というところで、むくむくと興味を持ちはじめたんですね。大胆な言い方をすれば、「FF」ってなんだろう? みたいな。ちょうど「FF13」が発表されたりして、いつのまにか、その興味が強くなっていましたね。 でもって、実際にプレイしたわけですが、おもしろかったです単純ですいません。イベント類は記憶のあるものもないものもありながらでしたが、このへんだよなぁとか、適当に探ってみるとダンジョンの入り口があったりして、俺も多少は……とかw ただ、編集部でOshoさん(旅団の人)に「隠しアイテムの場所とか、覚えてますよねぇ」と言われた時は、ちょっと目が点になりました個人的なプレイの印象は、実はそんなに強くないんです。最近のRPGはストーリーにそって進めてさえいれば、新しく入るダンジョンでもなんとかボスを倒せたりするのですが、「FF3」はそうはいきません。新しいダンジョンに入ったら、白魔法の残数に注意しながら進んでいって、無理はしない。僕は基本的に攻撃は打撃のタイプなので(黒魔は早々にパーティから消えました。一番好きな職業はモンク。今回も普通に熟練度99まで上がりました、クリア前に)、白魔法の数だけ注意すればいいというスタイルで潜っては逃げ、潜っては逃げ、何回目かでダンジョンを突破するというような感じでした。この「自分の力量を測りながら、引くべき時は引く」という、当時はあたりまえだった感触、緊張感が楽しめたのはうれしかったです。 そんなこんなで毎日ちくちくプレイしながら編集部で話していると、やはり先週あたりは何人かクリアしたという人間も出てきていてですね、そこで驚いたことがありました。クリアした時のパーティが「忍者2人・賢者2人」ではないというのです。ん16年前は当然のようにそのパーティ編成でクリアするユーザーが多かったと記憶しているのに、今回は千差万別というか、基本的な職業だけでクリアしている人もいる。一番最初にクリアした人のパーティには戦士もいたというじゃないですか。んこの疑問は日を追う毎に大きくなっていきました。というのも、毎日、何人かずつクリアする人が出てきたのですが、そのパーティ編成が本当に違う。「FF3」DSは、自分の好きな職業だけでクリアできるのか? そう思い、僕も「これでいこう」と意を決して終盤に臨んだパーティは「忍者・ナイト・モンク・賢者」でした。そして、見事、クリアできましたなにせ打撃中心で慎重派なので、ちょっとレベル上げすぎてたかもw あぁ、もしかして、と。数時間前にクリアした時に、なんとなく感じました。「FF11」「FF12」「FF3」DS、この3本には、何かしっかりとした軸があるような気がしました。それがどういうことなのかというのは、ちょっとここで書くのは偉そうなので割愛しますが、ゲームとユーザーの関係、ゲームがユーザーにアピールする何かというのはタイトル毎に違ってあたりまえなのですが、その根本にある、非常にファンダメンタルなポイントを2つ、3つ、今回、改めて確認させられたような気がしますユーザーがインタラクティビティを基本とするゲームというエンタテインメントに「触る」、その触感の積み重ね≒経験は何によって構成され、印象づけられるのか、その答えの1つとして「FF3」DSは「自分の好きな職業、パーティ編成でクリアできるバランス調整」を選んだのかなとかですね、う~ん、まとめすぎだ。こんな簡単な話ではないと思うのですが、いろいろ考えちゃいました ということで! プレイに戻りますw まだモグネットはほとんど触ってないし、こうなったら学者とか魔剣士とか、吟遊詩人とか、そういう職業も使ってみたいし、本当にいろんな組み合わせでクリアできるのか試してみたい(あ、ラスボス戦で「だいちのベル」投げちゃった……)。そして、最終的には「たまねぎ剣士」を育ててみたい……そこまでプレイできるかどうかあれですが、やってみたいはみたい。そう思わされるくらい、楽しいですから、「FF3」DS。売り切れ店続出かと思いますがw おすすめです。

 

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