【iPhoneアプリ勉強会/第2回 2/3】講師:浅田康之さん(NagisaWorks/代表作:「i文庫」「i文庫HD」)

※1回1回があまりに長くなってしまうので、記事は3つにわけて公開します。 [iPhoneアプリ勉強会2] ●デザインや機能は、どのようにして形にしていますか? 浅田:完全に私の妄想です。こうしたいと考えたところに向かって作っています。途中、多少の妥協はありますが、ぶれないように進めています。 「i文庫HD」の本棚のデザインは、デザイナーさんに頼みました。ラフを渡して作業してもらいましたが、3、4回、リテイクを出しましたね。iBooksに似ている? かもしれませんが、あれとあわせようと考えたわけではありません。実は本棚のデザインについては苦労しまして、デザイナーに「本屋行って、棚を見てきてくれ」とお願いしました。紙のようにぺらっとめくれるエフェクトはiBooksのプレゼンを見て「あれいいなぁ」とは思いましたが、違う方法で実装しています。 僕自身は、そうしたグラフィック的なデザインよりも、UI(ユーザー・インターフェイス)のデザインを気にします。読むことに集中してもらいたいので、逆に余計なことはできません。地味な画面になりますが、フィーリングが大事だと思っています。 宮下:ページめくりのスピードも調整されたんですか? 浅田:あそこんところのパラメータばっかりいじってましたね(笑) さっきも御説明にありましたが、「i文庫」は設定項目がアホみたいに多いんです。これはユーザーさんの御要望に負けまくった結果です。ただ、御要望はわかるんですが……というものもあります、正直言って。その御要望を取り入れた時にどうなるだろう、どうやって入れるべきだろうかということを考え、悩みながら作ってます。 ●どのような考え方で価格を決めていますか?」(「i文庫」=450円、「i文庫HD」=700円) 浅田:そんなにこだわって値段をつけているわけではないですね。あえて言えば、ちょっと高いですよね、この値段は。ただ、あんまり安くし過ぎると、次に同種のアプリを出そうと、続いてくれる人がいなくなる、アプリを出せなくなります。僕がこれくらいの値段で出したら、それをくぐって(下回って)きてもいいし、同じ値段で勝負してほしいという気持ちもあります。もっといい機能をつけて、同じ値段で勝負してほしいと思ってるんです。そこで115円をつけたり、ましてや無料にして価格競争にしてしまうと、それは焼き畑になってしまいます。 宮下:機能と値段のバランスがあっていると、結果、レビューもよくなるという傾向があると思います。「i文庫HD」は、お客様に気持ちよく700円を払わせてます。 浅田:安かったから買うたって言われるのもイヤやしねぇ(笑) 宮下:競合アプリを気にして見ることはありますか? 浅田:なんとなぁく見ています。細かく分析はしていません。 ●開発の進め方(人数、期間等)はどのようにしていますか? 浅田:うちは2人です。1人はNagisaWorksのホームページを作ってもらっていますから、開発は僕一人で、外注はデザインくらいですね。忙しいんじゃないかって? いや、普通に寝てますよ。 脇:一週間の時間の割り振りとか、お聞きしてみたいですね。 浅田:最近はiPhoneに関わる時間が多いですね。もともと、そうではないプログラムの仕事もやってましたから、半々くらいにはしたいです。 質問:iPhoneとiPad、使われ方にどのような違いがあると考えて開発されましたか? 浅田:iPadは家でゆっくり見るもの、iPhoneはちらっと見るものでしょうか。大きさの違いはいかんともしがたいですね。どちらにしても、こういうことができるんだったら、こういうのも入れていこうかなと、クリアできるかどうかを検証しながら、考えながら作っています。 宮下:僕自身は、AppBank for iPadの開発中にシミュレータを見ながら「iPad、わけわかんない」と感じていました。画面の大きさとか……。どうしていいか、わかんなかったんですよ。 浅田:ぺらっというページのめくりとかやってますけど、あれはけっこうハードパワーを使うんですね。シミュレータ上では当然できていたのですが、iPadの実機でちゃんと動くかどうかはわかりませんでした。「えぇやろ、勝負や、いったれ!」といった感じでしたね。画面の大きさについては、段ボールを同じ大きさに切ったものを作って、UIを考えていきました。また、重さは数値で発表されていましたが、「片手では持てへんやろ」と想像していました。 質問:アップデートは、どのような考え方で行われていますか? 浅田:アップデートは、ものすごくしたくないです、ほんまは。アップデートしたために不具合が起こらないとも限らないですし。また、新しい機能を入れたアップデートをやると、レビューの論点がそこに集中してしまうのも困るんですよね。たとえば「どうやろ?」と思いながら実験的に追加したところなのに、そこに注目が集まって、書かれてしまうんですね。万が一、その部分の挙動が少しおかしかったりすると、どんどん指摘されて、それがいつのまにか「動かないアプリ」という風評になってしまったり……。基本的な機能はちゃんとそれまで通りにあって、それに付け足しているだけなんですけどね……。 いずれにしてもアップデートは不具合の解消が第一です。実験的な要素がうまく入りそうなら入れますが。ディフェンシブなアップデートをやってます。本当は攻めたいですよ。でも、AppBankさんがとりあげてくれないんですよね、アップデートは(笑) 一点集中で、一発勝負でがんばってるアプリがアップデートしてるんやから、そこはとりあげてよ(笑) 宮下:AppBankでは、このアップデートはまるで新しくもう一本、リリースされたみたいだ、これは変わったというアップデートはとりあげています。 浅田:攻め、オフェンスのアップデートはとりあげてあげたらいいと思うで。 宮下:一般論として、みんなにこう言ってもらいたい、こう言ってもらえるだろうなという要素を、アップデートで追加していってほしいですね。 ●同じジャンルのアプリは意識していますか? 浅田:あんまり深くは見ていないですね、競合は。こうしたいという自分の妄想の方がひどいんで。それでも耳に入ってくるものは見ていますが、自分の作りたいものを優先しています。 村井:その妄想は、どれくらい実現するものなんですか? 浅田:完成度ではなく、自分の妄想との比較ですが、「i文庫HD」は6、7割はいけたと思います。8割まではいけると思いますが、その先は大変そうですねぇ。どんなアプリでもそうなんですよね、8割までは行けて、その先が大変です。

 

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