無料【スタジオ・ボイス】すべてはラディカルの問題だった。すべてはラディカルの問題だ。すべてはラディカルの問題であり続ける。
昨年? 今年? 記憶は曖昧なのですが休刊になった雑誌「STUDIOVOICE」の過去34年分、405冊の表紙を閲覧できるアプリです。僕は今、42歳なのですが、やっぱり思い出はありますから、この雑誌。さっそくDLさせていただきました。僕がSTUDIOVOICEを読みはじめたころは、やっぱりYMO周辺の情報収集がメインでしたね。1983年とか84年だから……高校生でした。わかりやすく尖っていた/尖ろうとしていた時期ではないかと思います、恥ずかしい。
その後、1986年の大学入学と同時にペヨトル工房に参加した僕にとって、STUDIOVOICEは「読むところのない雑誌」になってしまいました。薄いというとあれなのですが、ペヨトル工房に関わってしまったら、しかたがないと思います。ペヨトル工房については割愛させていただきますが、当時、ペヨトル工房に参加するということは、日本のサブカルチャーの最先端に触れていたということなのですから。「最先端」などという、今はもう成立しない言葉とともに、ペヨトル工房も今はありません。STUDIOVOICEは90年代を、00年代を生き残りましたが、それでも休刊です。時代ですね。
とか言いながら、自分の興味のある号は買ってましたし……。
このへんとか……。
このへんのカバーデザインは好きでした。
ちなみに、STUDIOVOICE末期の、このゲーム特集号は立ち読みましたが、特集は読んでません。確か、この号にPOWER GRAPHIXX(「狩」の字のデザイナーさんです)が出てたんですよね、タブレットの広告企画かなにかで。それだけ立ち読みました。「ゲーム特集かぁ、俺に書かせてくれればいいのに。なんで発注してくれないんだろう」なんて思ってましたが、休刊するんだったら売り込めばよかったw
TOP画面に表示される「keywords」ボタンを押すと、STUDIOVOICEについての解説文を読むことができます。STUDIOVOICEがなにを見つめてきたのかがうまくまとまった文章なのですが、結局、そうだったんだな、と。見つめることが、雑誌の基本なんです、たぶん。なにを……というのは雑誌によって異なるのですが、まずは見つめること。視線を束ねること。その強靭さと濃度をコントロールすること。そういった方法論が、大きく変わっているんでしょうね、この30年弱の間にというか、インターネット以降。
職業柄、この発言はどうかと思いますがw ひさしぶりに雑誌に興味を持ちはじめている今なので、いろいろ参考になるアプリです、はい。
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