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(第2回から続く)
さて、乾杯の後、思い思いに飲んで食べて、いろいろな話をさせてもらいました。楽しかったです。楽しかったですが、その具体的な内容は割愛させていただきます。いや、まぁ、仕事仕事……でもないですがw しかし、改めて思ったのは、「
モンスターハンター」というタイトルは、確実にシリーズを重ねてきているんだなということでした。開発スタッフのみなさんが交わす言葉の端々に、「
モンスターハンター」という確かに築き上げられてきた世界観、コンセプトを感じました。確かな、強固なものがあって、それを前提にして、それを解釈していくように、みなさんが話すんですよね。もちろん、僕らもプレイヤーとして、あるいは編集者としてそれを認識していますから、この会話がものすごく楽しいわけです。そのいったんは、電撃PSPに掲載されている(このブログでも公開していますが)開発スタッフ(辻本さん、一瀬さん)へのメールインタビューでも読み取っていただけるのではないかと思います。改めて、読み直してみてください。
さらに言えば、そのコンセプトを守っていこうという方向だけではなく、それに新しい何かを加えていこうということも、当然、あるわけです。一瀬さんが強調されていたのですが、ぜひみなさんに
ティガレックスを見て、楽しんでもらいたい、と。「
MHP 2nd」で初登場となった
ティガレックスの動き、そして絶妙なバランスには、そうとう自信があるという様子でした。僕も最初は、「こんなの絶対勝てない!」とか思っていましたが、今は大好きです。勝てるようになったからというわけではないんですね。下位なら10分で倒せるとか、そういうことではなく、なんと言っていいのかあれなのですが、愛着を覚えてしまうモンスターです。
あ、1つだけ、書いていいですかね。開発こぼれ話のようなものもお聞きしました。まだまだバランスの調整ができていなかったころ、辻本さんがテストプレイをしていて、見事、ガウシカにヤラレたそうですw めちゃくちゃ強いガウシカだったらしいんですね、辻本さん曰く。ただ、その強いガウシカだったということは忘れられ、辻本さんには「ガウシカにヤラレた男」という不名誉なあだ名がついてしまったそうですw ……と、書きながら、すんません、正直に告白します。僕、(もちろん製品版で、ですが)ガウシカにヤラレたことがあります。雪山でフルフルと戦っていて、エリア1に飛んだヤツを追っている時に、エリア2で後ろからド突かれて力尽きました。いい思い出ですよ。ちなみに
電撃PlayStation編集部では、宮崎龍之介君もガウシカにヤラレた男です。
「じゃあ、そろそろ回りますか?」。
辻本さんが声をかけました。用意は万端です。僕らは東京から電源タップを持ってきていました。攻略本編集部の野村がカバンからそれを取り出し、お店のコンセントにセットしました。僕はACアダプターは持っていなかったのですが、予備の電池は満充電状態で持ってきていました。完璧です。そりゃそうです、このために大阪にやってきて、そして、このためにゴールドルナシリーズまでそろえたのですから。
開発スタッフ5名、電撃チーム4名という総勢9人のチームだったので、2組に分かれました。僕は辻本さん、江口さん、小嶋さんと回ることになりました。ちなみに、写真は別な組で回っていた
電撃PlayStationの西岡です。まぁ、見てください、このくつろぎっぷり。とても開発スタッフと回っているとは思えない。誰か友だちの家に遊びに来たか、あるいは修学旅行の旅館みたいな態勢です。とはいえ、この日はそんな雰囲気でしたね、確かにね。
また、こちらの写真で見てもらえればわかるのですが、辻本さん(写真・左)、小嶋さん(写真・右)も、真剣そのものです。これはプレイ中ではなく、ク
エストに出る準備中のものなのですが、実際、準備は大事ですよね。大事ですよね? 辻本さん。ク
エストに出て薬を飲んでいる最中に「あ、秘薬、忘れた!」なんてことになったら、かなり暗い気持ちになりますよね。大事です。みな、言葉もなく真剣に準備をし、僕たちの組は
ラージャン戦に挑むことになりました。
ラージャンです。僕はまだゲーム画面では見たこともありませんでした。
モンスターハンターフェスタ 決勝大会で見たくらいです。あの、怒ると金髪になるヤツです。
ところが、です。さすがは開発スタッフです。実はこの
ラージャン戦、僕はまったくもって役に立っていないのですが、意外とあっさり、倒してしまいました。いや、途中、僕が力尽きたりはしましたが、予想していたほどには苦戦しなかったと思います。もう僕は大感激で、思わずトイレからケータイで、このブログに投稿してしまいました(関連記事:
【すごい!】。そうです、あの記事はリアルタイムだったんです。
(第4回に続く)
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