「モンスターハンターポータブル2nd」開発スタッフメールインタビュー全文掲載 第2回
【質問4】あらためまして「MHP 2nd」についてお聞きします。「モンスターハンター」というシリーズの最新作とはいえ、やはりボリュームの膨大さには驚かされます。企画・製作あわせて、どれくらいの期間を要したのでしょうか?
辻本:制作期間的には、1年かかっていません。企画自体は、去年の3月頃に立ち上げて、チーム自体が実際に動き出したのは、4月くらいですね。
一瀬:その分毎日の作業密度は、か・な・り濃いですけどね(笑)
【質問5】そもそも「モンスターハンター」というシリーズ最大の魅力はなんだと思われますか?
辻本:もともとネットワークゲームなので、やはりみんなで協力しながらゲームを進行できることだと思います。多人数でやれば、アクションゲームが苦手な人でもゲームを進行できます。そして、気がつくとゲーム自体も上手くなってる。そんな流れがあるからでは、ないでしょうか。
一瀬:あと、「モンスターハンター」というゲームの大きな魅力として「大きなモンスターを狩る」ゲームというとてもわかりやすいところがユーザーの方達にはウケがよいのかなぁと思っていたりもします。最初見たときは、「絶対倒せないよ……」と思っていても、いざプレイしてそのモンスターを倒せたときの喜びには、なんともいえないものがありますからね。
【質問6】そして、「モンスターハンターポータブル2nd」の最大の魅力はなんだと思われますか?
辻本:人が集まれば、すぐに多人数プレイができるところですね。1人1画面持てる状況でゲームをプレイできるのは、ゲームをする上では最高の環境だと思うんですよ。「どこでもゲームセンターになる」と、そんな感じでしょうか。
一瀬:そうそう。しかも友達にも携帯ゲームだから勧めやすいんですよね。「こんなゲームやねん。いっしょにやろうや」って、画面を見せれば、どんなゲームか一発で伝わりますからね。
【質問7】「モンスターハンター」は、そもそものゲーム性が携帯ゲーム機向きであるような気もするのですが、PSP版とPS2版とで、開発されるにあたってコンセプト面で区別された点、意識されたことはありますか?
辻本:「モンスターハンター」が携帯ゲーム機向きとは、まったく思っていません。据え置き気と携帯機でもゲーム性部分の基本コンセプトは、変わっていません。ただ、携帯機ではプレイする環境に注目をしました。「どんな場所でプレイすることが多いか?」「どんな時間にプレイすることが多いか?」とかです。よく「MHP 2nd」でのコンセプトを「お手軽さ」と言っていたのですが、これはゲームを簡単にするという意味ではなく、短時間でプレイを終了することが多い携帯機において、ゲーム内の目標と達成感のテンポを短くすることによって次のプレイ出来る時間を楽しみにしてもらうという意味なんです。
一瀬:ゲームをする環境に合わせてゲームの骨組み部分は、構成していたりします。「モンスターハンター2(dos)」と「モンスターハンターポータブル2nd」両方のゲームをプレイしていただいているユーザーの方には、感じてもらっていると思いますが同じ素材を使っている部分でも、ゲームの作りが全然違うものになっています。
※このメールインタビューは、電撃PSP Vol.392記事作成のために、2007年6月に行われたものです。
※「モンスターハンターポータブル2nd」の公式サイトはこちらです。
※画像は、電撃オンラインの以下の記事に掲出されているものです。なお、画像と本文の内容は、直接的な関係はありません。
【『MHP 2nd』で「モンハンフェスタ」用クエストを配信!】
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