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※この文章は、2006年5月21日13時02分に書かれたものです。
【インターフェイスデザインに大注目!「PERSONA3」】
先日、開発スタッフの方に来ていただいて、しっかりとプレゼンテーションしていただきました。サンプルROMも触らせていただいているのですが、その印象はまだちょっと書くのは早いかなと思いますので、後日。製品発売後にしましょうw
ちょっとね、びっくりですよ、本当に。
電撃PlayStationも含めてですが、これまでゲーム雑誌で公開されてきた情報だけで「P3」を判断すると、それは間違い。いや、こんなこと編集長が書くことじゃないですけど、伝わっていない側面が非常に多い、大きい。またそれが伝わりにくい部分でもあるんですよね。僕が感心したというか驚いたのは
インターフェイスのデザイン。これが秀逸なんですよ。秀逸というと、ある一方向に進歩しているとか、進化しているとか思われるかもしれませんが、そうではないんですね、「P3」のデザインは。これまでのゲーム、
RPGの伝統的な
インターフェイスデザインと、今、ネットで普通に目にするフラッシュサイトのデザインが融合しているというかノノ今までなかったという意味で「新しい」。 批判ではなく、むしろ賞賛なのですが、この感覚は気持ちいい。
今回、
インターフェイスのデザイン監修を担当されたのはキャ
ラクターイラストも担当されている副島さんなのですが、お聞きしてみたところ、やっぱり
インターフェイスはフラッシュで組み上げたと。ただ、そのまま
PS2ソフトに組み込むとロードが長くなってしまうので、一部はプログラムにグラフィックデータを持たせつつ、基本的な作りとしてはフラッシュで描くという新しい方法を開発チーム内で追求したとのことでした。言わば既存の技術の組み合わせなのですが、その精巧さ、センスには驚きましたねぇ。うがった見方かもしれませんが、こういうことがきっとね、副島さんのようなビジュアリストがやりたかったことなんじゃないかなぁと思います。ぜひぜひ! チェックしてみてください。
ゲーム内容そのものについては、まだ書ける段階ではないので省きますが、「
FF12」を筆頭に、このところ、古くからの人気
RPGシリーズの、一種のリニューアルのようなことが進んでいるような気がします。ゲームプラットフォーム自体も次世代に進もうとしているタイミングで、シリーズタイトルも次世代に、それを作るクリエイターさんも次世代に進んでいるのだとしたら、まだまだゲーム業界は明るいんじゃないかと思います。と、思わせる内容ですよ、「P3」も。あのですね、橋野さんというディレクターさんの考えてることはおもしろい。僕は彼の考えてることは前作から好きですね。「ペルソナ」よりも「ペルソナ」らしく、前作までの「ペルソナ」ではない。そのへんの危うさをきちんとゲームに落とし込みながら、それすら忘れさせるような仕様の数々。よくまぁ、ここまで考えを練り込んだ/作り込んだものですね。