iPad【Flipboard】読むことと作ることが同時に楽しめるからこその電子雑誌だとか思ってみる
起動直後には表紙画面も表示されますが、それは飛ばして、まず最初にこのCONTENTS画面、いわゆる目次画面から見ていただいた方がわかりやすいです、たぶん。この画面で、ツイッターやfacebookのアカウントを設定したりします。そうすると、こんな感じでセクションとしてそれらが並びます。このセクション、四角い枠の1つ1つが特集や企画記事で、その集合が「Flipboard」という電子雑誌だと思ってもらえれば、まずまちがいないです。
こちらはツイッター/facebookアカウント設定後に表示される表紙です。上が@appbank君の写真がフィーチャーされたもので、下が僕の写真でできたものです。画面下部にアイコンが並んでいまして、それをタップすると、その人のツイートや投稿に含まれる画像で表紙が表示されます。けっこう楽しいです、それだけでも。
大枠のところをすっ飛ばしてましたが、「Flipboard」は「your social magazine」というサブタイトル(なのかな?)通り、自分が知っている、チェックしている、関わっているソーシャルライン/ストリームをコンテンツとすることができます。わかりやすくいえば、ツイッターのタイムラインを雑誌風のレイアウトで読むアプリということにもなりますね。
facebookのニュースフィードやツイッターのタイムラインが、そのまま各セクションの中身になっていくわけですが、セクションには、自分が公開しているツイッターのリストを当てることもできます。こちらは電撃さんのスタッフを集めたリストのものです。想像以上にバカっぽい。
facebookのニュースフィードは、こんな感じです。まぁ、変わりませんねw
僕は週刊アスキーや朝日新聞のアカウントをまとめたリストを作っています。それを「Flipboard」で読むと、そのまんまニュース雑誌ですね。
この記事のためにRucKyGAMES君と僕だけのリストも作ってみました。この組みあわせに意味はないのですが、たとえば好きなアーティストのアカウントをまとめれば、どんな音楽雑誌よりも音楽サイトよりも速く、アーティストの情報をゲットできますね、RucKyGAMES君が外に出たとか出ないとかではなく。
「Flipboard」自体がそんなに楽しいかというと、それは人によって感想や印象は違うかもしれませんが、僕はこのアイディアには大きな可能性を感じます。たとえば「Flipboard」のセクションが、いわゆる電子雑誌に埋め込まれていたらどうでしょう? 例として適切ではないかもしれませんが、仮に電撃PlayStationという電子雑誌アプリがあったとしてですね、ページは普通に作られていて、その中に、ハッシュタグでまとまったユーザーさんの感想が埋め込まれていたら……。そういう使い方がおもしろいような気がします。pixiv的なものを考えると、イラスト投稿ページの在り方も変わるかもしれません。
そもそも僕が、iPad以降、雨後のタケノコのように出てきている電子雑誌について1つ不満に感じていたところは、こういうところでした。読者が同時に編集者になるような、そういう仕組みがないと、紙のものとなんら変わりません。このへんは考え方として書きはじめるときりがないので省略しますが、「Flipboard」が、あってあたりまえなものの1つを示したことはまちがいないような気がします。