【狩られ道亜種 2/2】最近、ちょくちょくお声がけいただくことなど [倉西] #MHP2G
「狩られ道豪黒毛、読みましたよ!」。
とは、どなたからもおっしゃっていただけないかわいそうな子なので、今回、ちょっと宣伝させていただこうかと思ったわけです、はい。
「SEIICHI! SEIICHIーっ!」。
雪山エリア8に、僕の声にならない叫びと、最後にSEIICHIおじさんが投げた閃光玉が破裂した。轟竜が、苦しげに大きく吠えた、その雄叫びは今も耳に残っているけど、もうおじさんは帰ってこない。雪原に残されていたのは、おじさんが最後に身につけていた、G級迅竜装備の、そのひとふさの豪黒毛……。
日本中をさわやかな感動が駈けぬけた前作から一年、電撃PlayStationスタッフとPOWER GRAPHIXXが再び集結! 総スタッフ3.000人、総ページ数400.00ページで贈るハートウォーミングハンティングストーリー。おじさん、僕は今日も気球に手を振っているよ、でも、おじさんの居場所だけは、どうしても、わからないんだ……。
12月26日、少年は、見えない絆をたどりはじめ、そして、ハンターになる。
宣伝と言えば、これです。「狩られ道豪黒毛」がいよいよ発売される! というタイミングで、僕が書いた宣伝文です。僕としてはですね、張芸謀(チャン・イーモウ)監督あたりのいい感じの中国映画の宣伝をイメージしながら書いてみましたというものだったのですが、弊社営業部/宣伝部は、さっぱり使ってくれませんでしたorz 内容がわからないとか言われたような気がしますが、そもそも内容がわかる宣伝というのを、僕は見たことがないような気もします。
とかなんとかふざけたことばかり書いている「豪黒毛」なのですが、1つだけ……というのもあれですけど、1つ、胸をはっておすすめできる、ぜひ、御一読いただきたい内容も含まれています。それは、僕のヘボさ極まるプレイではなく、「狩られ道」発売から半年経って、全国4店舗のTSUTAYAさんで開催させていただいたイベント、KARAREMICHI TIME ATTACK JAPAN TOUR 08のレポート記事です。これは本当におもしろかった! 御協力いただきました各店舗のみなさま、御来場いただいた多くの方々、本当にありがとうございました。特に郡山開催では開店前から数十名の方にお並びいただいたりして、なんというか、驚きました、単純に。それだけではなく、クエストの数以上に、多くのドラマも生まれましたし、出会いもございました。新潟に住んでいるハンターさんは、金沢と郡山の2回も来てくれたりして、それだけでもびっくりだったのですが、彼がまた非常にうまい狩猟笛使いだったことも、大きな驚きでした。すごかったよなぁ、しかし。あの「武神闘宴」を15分ですよ、15分。4人がかりとはいえ、1人は僕で、ですよ。元気にしてるかなぁ、彼。
結論としては、「狩られ道」だけでなく「狩られ道豪黒毛」もよろしくお願いいたしますというところなのですが、ぜひこの、KARAREMICHI TA JT 08のレポートだけでも、ブログ上でもかまいませんので、チェックしてみていただければと思います。自分で書いた文章なので恥ずかしい気もしますが、楽しそうじゃないですか? なんか……。
と書きながら、またやりたくなってきたなぁ。どなたか、呼んでくださいませんか、協力プレイをするために! 旅と狩りというのは僕の中でセットになっているようでw どうせならみなさんが普段、プレイされている環境におじゃまして、ごいっしょさせていただきたいと思うわけです。決してムダに出張にいこうとか、そういうつもりはないのですが、年末の『MHP 3rd』に向けて、こういう準備も必要ではないかと思ったりもいたします。(株式会社アスキー・メディアワークス ゲームメディア主筆/倉西誠一 201006071717)
※この文章は電撃ゲームス 6月18日発売号に掲載されたものです。