iPhoneからネット上の記事をつぶやいていく、いくつかの方法[倉西]

唐突ですが、非公式RTが好きです。非公式RTとは、ツイッターの公式RTとは異なり（公式RTって、よくわかってないんですけどね、ぶっちゃけ）、自分なりのなにがしかの一言を添えたり添えなかったりして、誰かのツイートを引用することだと僕は理解しています。上の例は男塾先輩＠電撃ゲームスのツイートを、西岡＠電撃PlayStation編集長がRTしたところ（ちなみに最近使っているツイッターアプリはEchofonの無料版です）ですが、この無言RT（なにも書き足さない）というのも、文章表現としておもしろい気がします。まぁ、ツイートの内容はともかく。 そもそも、僕はインターネット上の文章なんぞは、どんどんコピーされて拡散していけばいいと思っていました。誤解のないように願いますが、著作権等を軽視しているわけではありません。そういうものを守りたければ、インターネット上に出すことをあきらめるか、あるいはプロテクトできる仕組みを作る、もしくは使えばいいのです。ブログ等に素で公開されているものは、むしろどんどんコピペされていきたい拡げていっていただきたいくらいのつもりでやっていますから（6、7年前にはじめてTSUTAYA onlineさんとブログを立ち上げた時にも、NOTICEにそう書かせていただきました）、手軽に「こんな記事があったよ！」と多くの人に伝えられるツイッターの非公式RTは、僕にとっては理想の手法であるとも言えるわけです。さらにそれがRTされて……ということを想像するだけでも、にんまりですw ……ということを思い出させてくれるアプリに出会いました。それが「MobileRSS Pro」です。iPhoneではゲームばっかりの僕でも知っていますが、RSSリーダーは、めちゃくちゃに競争の激しいジャンルです。いろんなタイプのアプリが出ていますが、僕はあまり使っていませんでした。なので、比較はできないのですが、「MobileRSS Pro」はおすすめできます。操作のわかりやすさ、きびきび動作する感じ、どこをとっても安心して使うことができます。 「MobileRSS Pro」は、Googleリーダーに特化しています。Googleリーダーの情報と同期して、新着記事を知らせてくれるわけです。（ツイッターのbotを除けば）基本的にRSSはGoogleリーダーでしか管理していませんから、僕にはこれだけでOKです。Googleリーダーがわかってさえいれば、使い方で戸惑うことはないでしょう。 記事をツイートするには、画面下部右端のアイコンです。あらかじめ自分で設定しておいた連携サービスがアイコンで表示されます。ツイッターを選んだところがこんな感じで（右）、URL短縮サービスをタップすると短縮URLになってくれます。コメントをつけることを考えると必須の機能ですね。実に手軽です。これでばっしばし、気になった記事をツイートすればよい！　えぇっと、あまり迷惑にならない程度に……。 実に手軽です。僕はあまりiPhoneからツイートすることもないのですが、これならできる（だからってやりすぎるなよ < 俺）。楽しいなぁ、これ……と思ってみまして、自分のHOME画面にあるアプリから、何本かそういうものをチェックしてみました。 まず最初はこちら、毎日何度も起動している「AppBank for iPhone」です。最近、アプリ名に「for iPhone」がつきました。ということは？　いずれiPad版が……という期待も高まるわけですが、そこはまぁ、ここでは違う話題なのですっ飛ばしまして、このアプリの記事ツイート機能をチェックしてみました。 簡単ですw　ニュースからでも最新レビューからでも、メニューのどこからでも記事を選んで、気になったら画面下部右端の飛び出すボタン（なんと幼稚な表現……なにか名称があるんでしょうか？）をタップするだけです。 あとは「Twitterに投稿」でOKです。「AppBank for iPhone」の特徴は、様々なツイッタークライアントからツイートできるところなのですが、僕はその連携は使っていません。「AppBank for iPhone」からツイートしています。機能的には、なんら問題はありませんから（画面上部の「--> <--」ボタンでURLを短縮もできます）。また、冒頭に[Link]と入るのも、なんだかかっこいいじゃないですかw また、この記事の本題（ネット上の記事をツイートする）とは異なりますが、「AppBank for iPhone」の見逃せない機能に「クチコミ」があります。記事に関する自分の感想をクチコミとして投稿することができるものなのですが、これこそまさにツイッター連携にして、僕が最も長い文章iPhoneで入力する機能でもあります。 ちなみに、クチコミを入力すると、ツイッターにはこんな感じでツイートされます。僕が……と想像すると「クチコミしたよ」はかわいすぎるのではないかと思うのですが、僕のイメージを除けば、親しげでいいですね……ね？　また、ハッシュタグの#kckmもいい。「教授（坂本龍一）の「skmt」みたいじゃないっすか！」と、鎌倉でカレーを食べながらappbank君に言われて記憶があります（appbank君はたぶん教授のファンなんじゃないかと思います。どうだろう？）。 「AppBank for iPhone」に続いては、やはりAppBankからリリースされているこちら、「はてブポケット」も活用させていただいています。RSSは自分でサイトやブログを選んでGoogleリーダーに登録しなければなりません。こちらのアプリは「はてなブックマーク」から関連する記事を表示してくれるので、意図していなかった記事も表示してくれます。それが以外とありがたかったりすることも多々あるので、「MobileRSS Pro」よりもこちらを先に起動することも増えてきました。iPhone、iPad関連は見逃せませんね、やっぱり。 両方ともmotomakaさんが作られているので、「AppBank for iPhone」とつぶやき方は同じです。 また、キーワードを登録しておくと、関連する記事を表示してくれます。電子書籍／電子雑誌系も、今、見逃せません。 つぶやいておきましょうか。 「MobileRSS Pro」「AppBank for iPhone」「はてブポケット」。アプリとしてはこの3本で終わりですし、かなりカバーもできてしまうのですが、たとえばメールにあったリンク等はsafariで開きます。それをつぶやきたいと思ったら、どうするか？　ということについても方法が用意されています。そういう場合、僕は「iMixMenu」というブックマークレットと呼ばれるものを使っています。正直、仕組みは僕にはわかりませんので、くわしくはこちらの記事をチェックしてください。便利です。 準備は簡単です。上記の記事で指定されたアドレスをiPhoneのsafariで開いてブックマーク、その後、特定の文字列を削除するだけです。使い方も極めて簡単で、safariでページを開いている状態でブックマークボタンをタップ、登録したページを選ぶだけです。 あとは自分が使っているツイッタークライアントを選んでつぶやきます。ちなみに、この写真の場合はTweetie2を使っています。クライアントによって、自動的に転送される内容に違いがあるようです。 以上4つの方法があれば、まずどんなネット上の記事でもツイートすることができます。よし！　準備は整った！……って、なにがしたいんだかわからなくなりましたが、要は最初に書いたことです。ツイッターのツイートであれ、ブログの記事であれ、インターネット上に素で流れるテキストはすべて共有されるべきで、それを無自覚に阻害しようとする試みはすべて敗れるでしょう。もっといえば、近代的な自我なんて問題も、もはや存在しないわけです。それくらいの気負いと気概なしに、電子雑誌は考えられません（電子書籍はわかりませんが）。 その前哨戦として、僕はiPhoneからネット上の記事をつぶやいていきたいと考えています（乱暴すぎるまとめ。実際には「ただ楽しいだけでは？」という気がしないでもないです）。