もうですねぇ、なんというか、すっかり
「iPhoneゲームの鬼才」と呼ばれることが多くなってきた感があるようなないようなあやふやな「
iPhoneゲームの奇才」
RucKyGAMES君の最新作がリリースされました。
「ぬ」。
タイトルは一文字です……と、まぁ、このこと自体は鬼才の奇才たるゆえんでもなんでもないのですが、あいかわらず老人にも子どもにもストレートにわかりやすく、誰でもプレイできるゲーム性ながら、プレイしていると、そこはかとなく不安にさせられるw(ゲームが不安なのかクリエイターが不安なのか……)RucKyスタイルです。
先日、会った時に「
チュートリアルを作るのは大変です」と彼が言っていたので、今回は
チュートリアルからゲームを紹介させていただきます。といっても、たぶん、この「ぬ」の
チュートリアルに苦労したのではないような気もします。たぶん、まだ他に大作
チュートリアルを準備しているのではないかと推測します。なにせ「ぬ」の場合、上の2枚の写真を見ていただければすべてわかってしまいますから。要は、ひらがなの文章中の丸、線で囲まれた部分がいくつあるかを当て続けるゲームです。「くらにしせいいち」は「0」で、「かられみち」は「1」、「らっきーげーむす」は「2」……って、なんか例として地味ですね……えぇっと、「あすきーめでぃあわーくす」は「8」です。
こちらの画面も
チュートリアルからのものです。僕は数えてはいませんが。
問題例です。
個人的な感覚なのですが、「な」「ぬ」「め」「あ」「お」といったあたりは数えまちがえることがないのですが、ミスしがちなのが「の」「は」です。文字を1つ1つの図形として見ることがなかなかできなくて、ひとつながりの文章としてさらっと読んでしまうことが、その理由ではないかと思います。普段、文章を読む時に意識しないですもんね、「の」とか「は」とか。「ラッキーゲームスの最新作は「ぬ」というタイトルです」というような文章があった場合、ぱっと見て記憶に残るのはラッキーゲーム、最新作等の単語です。
| どうでもいいことですが、この問題をまちがえた時は屈辱的な気持ちになりました、なぜかw |
「これだけです」。RucKyGAMES君のゲームについて書く、あるいは誰かに説明する時、僕は何度、この言葉をくり返したでしょう。「刺身のパックにたんぽぽを置くだけです」。「まんじゅうのあたまをひねるだけです」。もちろん、その「だけ」の先には「なのに」がつながります。「なのに、楽しい」。「なのに、やめられない」。そしてこの「だけ」と「なのに」の間には、日本の
コンシューマゲームの歴史が横たわっています。それを知る人が多いから、彼のタイトルはゲーム業界関係者に人気があるのでしょう。
玄人ウケ。
そう書いてしまえばそれだけなのですが、おもしろいなぁ、しかし、今回も。まだまだ僕は覚醒できてませんけどねorz