（その6からの続き）
――お風呂、温泉、村という発想の流れと、赤をイメージカラーにしたというのが、印象としてどうしてもつながらないのですが、いかがでしょうか？ あと、ふと思ったのですが、今までの『MH』シリーズでイメージカラーについてお聞きしたことがなかったと記憶しています。例えば『3（トライ）』は、海のイメージから青かなとか、思い返すと作品ごとにテーマカラーがあるように思えますが、いかがでしょうか？
辻本：『3（トライ）』のイメージカラーは赤となります。イメージカラーに関しては、今までインタビューではあまり言っていなかったんですが、実はタイトルロゴのバックだったりフチの色だったりが、その作品のイメージカラーになっているんです。
――おお、なるほど。
一瀬：『2ndG』だと、樹海のイメージの背景が付く場合、イメージカラーが緑になります。『2nd』は背景ありの場合、水色から白がイメージカラー。『
MHP』は濃い青色になりますね。
――ところで、『3rd』でイメージカラーを赤にした理由はなんですか？
一瀬：『
MHP』シリーズのタイトルロゴを並べてみたときに、『3rd』であることが一目瞭然で認識できる色にしたいと思っていました。次に和風の部分を表現するうえで色味をゲーム全体で見た際、『MH』シリーズに登場する村とは印象を変えようとしました。据え置き機しかり、携帯ゲーム機しかりで考えてみたところ、ちょうど赤が空いていたんですよ。これによって、和風で赤というところがつながって、紅葉というキーワードが生まれます。さらに発想をつなげていったら、また違うものが生まれてくるんじゃないか……という流れで、発想をどんどん進めていきました。
――情熱の赤とか、そういったことで赤になったわけではなく、これまでのシリーズと和風という部分に即したとき、赤になったわけですね。
一瀬：そうです。あと、赤は厄除けなどの意味合いも含んでいたりします。
――それは確かに。ネイティブの人が身体などに塗る場合も赤が多いですし。
一瀬：村の装備にも赤を混ぜたりと、イメージカラーはところどころで使っていますね。
（その8に続く）
※電撃ゲームス 4月23日発売号に掲載。
（その6からの続き）
――お風呂、温泉、村という発想の流れと、赤をイメージカラーにしたというのが、印象としてどうしてもつながらないのですが、いかがでしょうか？ あと、ふと思ったのですが、今までの『MH』シリーズでイメージカラーについてお聞きしたことがなかったと記憶しています。例えば『3（トライ）』は、海のイメージから青かなとか、思い返すと作品ごとにテーマカラーがあるように思えますが、いかがでしょうか？
辻本：『3（トライ）』のイメージカラーは赤となります。イメージカラーに関しては、今までインタビューではあまり言っていなかったんですが、実はタイトルロゴのバックだったりフチの色だったりが、その作品のイメージカラーになっているんです。
――おお、なるほど。
一瀬：『2ndG』だと、樹海のイメージの背景が付く場合、イメージカラーが緑になります。『2nd』は背景ありの場合、水色から白がイメージカラー。『MHP』は濃い青色になりますね。
――ところで、『3rd』でイメージカラーを赤にした理由はなんですか？
一瀬：『MHP』シリーズのタイトルロゴを並べてみたときに、『3rd』であることが一目瞭然で認識できる色にしたいと思っていました。次に和風の部分を表現するうえで色味をゲーム全体で見た際、『MH』シリーズに登場する村とは印象を変えようとしました。据え置き機しかり、携帯ゲーム機しかりで考えてみたところ、ちょうど赤が空いていたんですよ。これによって、和風で赤というところがつながって、紅葉というキーワードが生まれます。さらに発想をつなげていったら、また違うものが生まれてくるんじゃないか……という流れで、発想をどんどん進めていきました。
――情熱の赤とか、そういったことで赤になったわけではなく、これまでのシリーズと和風という部分に即したとき、赤になったわけですね。
一瀬：そうです。あと、赤は厄除けなどの意味合いも含んでいたりします。
――それは確かに。ネイティブの人が身体などに塗る場合も赤が多いですし。
一瀬：村の装備にも赤を混ぜたりと、イメージカラーはところどころで使っていますね。
（その8に続く）
※電撃ゲームス 4月23日発売号に掲載。
