【エストポリス】ちょい長めプレイレポート その3[SFC版はどこがおもしろかったのか?][そみん] @MIYATA_ESTPOLIS #estpolis

SFC版はどこがおもしろかったのか?■
エスト03.bmp
その1では「ストーリー&キャラクター+音楽+RPGとしての出来がイイ!」と乱暴にまとめちゃいましたが、もうちょっと具体的にSFC版のおもしろさを掘り下げていきます。 順番が前後しますが、まずは音楽。音楽の何がイイって、とにかく熱くてテンポがいい。一部の音楽はDS版の公式サイトサウンドトラックの公式サイトで視聴できるので、それを試していただくのがてっとり早いんですけど、本当にノリがいいんですよね(しっとりした名曲も多いけど)。あくまで主観になりますが、オーケストラのような荘厳さではなく、アニメやゲーム音楽として熱い感じです。当時、誰に聞いても『エストポリス伝記II』の音楽は評判がよく、サウンドトラックにプレミアがついたというエピソードもあるくらいです。 次にストーリー&キャラクターですが、この魅力を語る際には“宮田ワールド”、“宮田節”なる言葉の説明が必要になるかと。この“宮田”とは、『エストポリス伝記』&『エストポリス伝記II』のストーリー&ゲームデザインを担当したネバーランドカンパニーの宮田正英氏を示すもので、とにかく宮田氏が書くストーリーがおもしろいんです。ざっくりと言葉にすると「愛×笑い×熱血」みたいなノリで、シリアスからコミカルまで詰まったストーリーって感じですね。 ちなみに今回のDS版『エストポリス』のストーリーも宮田氏が担当してます。DS版のストーリーはSFC版『II』をベースにしながら、すべて新たに書き起こされたものとなっているので、当然ながらSFC版からなくなったイベントもあれば、追加されたイベントもあります。そういった部分を含めても『エストポリス』らしさが感じられるのは、ある意味、宮田節=『エストポリス』らしさってことなんだと思います。 さておき、具体的なストーリーの概要はといいますと、実は意外とオーソドックス。大枠だけでいうと、「波動(人間の精神力のようなもの)の力を使う勇者(人間)が、世界を壊そうとする四狂神(神)に立ち向かう」というお話です。この大筋は、『I』も『II』も変わりません。まあ、実際に遊ぶとそう単純な話じゃない部分もあるわけですが、あらすじだけだと王道系です。 じゃあ、どこがおもしろいのか。ちょっとおバカでユニークなキャラクター、メリハリが効いていて思わず熱くなるストーリー運びのうまさなどなど、いろいろな魅力がありますが、そのなかでも際立っているのが“愛”を声高に語る物語であることです。『I』では記憶喪失の少女ルフィア、『II』では幼なじみの少女ティアや女性軍人セレナなど、主人公と女性キャラクターとの愛の絆がこっぱずかしいくらい熱く描かれることになります。『II』では主人公カップル以外にも多くのカップルが出てくるうえに、男女の恋愛だけでなく、家族、友人、守るべき者など、さまざまな形の愛が描かれるのもポイントです。そういった“人間の絆”であるところの“愛”が、“人間VS神”という構図とともに描かれることで、非常に味わい深いストーリーになっているわけですね。 あ、“人間と神”というテーマも実は本筋に深くからむもので、ある女性キャラクターを通じて感動的に描かれることになります。見方によっては『エストポリス』シリーズの物語とは、その女性キャラクターこそが真の主人公ともいえる部分がありますが、ネタバレになりすぎちゃうので、ここではこのくらいで……。 で、最後に「RPGとして出来がイイ!」という部分ですが、ここはかなりはしょって説明させていただきます。まともに書き始めると、いくら書いても終わらなくなるので……。 そんな前置きをしつつ要点をかいつまむと、「RPGなのにA・RPG感覚でパズルのような謎解きが楽しめる」ことや「モンスター育成や7つのドラゴンエッグ集めといったユニークな要素が豊富」なこと、「入るたびに構造が変わる約100階構造のやり込み系ダンジョン“いにしえの洞窟”の存在」などが代表例となります。 個人的に最も楽しかったのは、A・RPGのような謎解き部分。ダンジョン内はシンボルエンカウントのような流れなんですが、ダンジョンRPGのように自分が1アクションすると敵も1アクションする形となります。で、主人公はダンジョン内で剣を振ったり、矢を撃ったり、爆弾を置いたりできるわけです。こういったアクションを利用して仕掛けを解くのも楽しいですし、敵シンボルに矢を当てて動きを止めて、バトルを回避するという立ち回りも楽しいんです。謎解きの難易度も秀逸で、難しすぎず簡単すぎず、でも、隠しアイテムに関する謎解きは極悪なほど高難度だったり(笑)。 そういった部分に加えて、カプセルモンスターと呼ばれる5体目の仲間(メインパーティの4人に加えて、自由に入れ替えができる仕組み)にアイテムを与えて進化させられたり、7つ集めると願いが叶うという7つのドラゴンエッグを探し回ったり、まるでダンジョンRPGのような約100階ダンジョンで遊べたり……これ、本当にRPGなのか(笑)とツッコミたくなるほどやりたい放題な感じでした。 「いろいろなジャンルの魅力がまとめ上げられていて、これまでにないゲーム性が実現されている。このゲームのジャンルは“エストポリス”という新ジャンルなのかもしれないね」 これは昔、自分の友人が『エストポリス伝記II』を評した言葉ですが、そのぐらい新鮮な感覚で遊べたRPGだったわけです。 (その4に続く) (C)2010 SQUARE ENIX CO.,LTD.All Rights Reserved. Original Works:(C)TAITO CORP.1993,1995

 

Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド

Nintendo Switch Joy-Con (L) ネオンブルー/ (R) ネオンレッド

 
Nintendo Switch Joy-Con (L) / (R) グレー

Nintendo Switch Joy-Con (L) / (R) グレー

 
Nintendo Switch Proコントローラー

Nintendo Switch Proコントローラー

 
Minecraft: Pocket Edition

Minecraft: Pocket Edition

  • Mojang
  • ゲーム
  • ¥840
Minecraft: PlayStation Vita Edition - PS Vita

Minecraft: PlayStation Vita Edition - PS Vita

 
【PS4】Minecraft: PlayStation 4 Edition

【PS4】Minecraft: PlayStation 4 Edition

 
MINECRAFT: Wii U EDITION

MINECRAFT: Wii U EDITION

 
Xbox One S 500GB Minecraft 同梱版 (ZQ9-00068)

Xbox One S 500GB Minecraft 同梱版 (ZQ9-00068)