このスピード感が、ゲームの未来につながっているのか? [倉西]

電撃ゲームスの準備段階から数えるともう半年近く、ずっとiPhoneのゲームを遊んでいます。なにがそんなに楽しいのかと言われると、いろいろなポイントがあって一言では説明できません。ただ、その中の大きな1つがスピード感であることはまちがいありません。

スピード感と一口に言っても、iPhoneゲームの世界にはこれまた様々なスピード感があるわけですが、とにかく速い。僕自身、電撃PlayStationの編集長だった時期から(だったくせに?)、もう何年も毎日毎日ブログを更新し続けています。たぶん、既成のゲームメディアの(あえてそう言わせていただければ)一定以上のポジションにいる人間の中では、最も多くの文字を入力しているでしょう、愚にもつかないことばかりかもしれませんがorz そんな僕ですら、まったくこのスピード感にはついていけていません。自分がプレイするスピード/量と、書くスピード/量のバランスは、それなりにうまくとれる人間であるはずなのに、です。

ところが、iPhoneゲームの世界に入ってみて驚かされたのは、そんなスピード感を見事に体得している若い人たちが数多くいることでした。ぶっちゃけ、僕も含めてゲーム雑誌の編集部にはいない。

これは自己否定でもなければ自己批判でもなく、現実です。彼らはあたりまえのようにブログやツイッターを使って発信していますから、紙媒体を中心に作っている僕たちとは自ずから異なる。ただ、その根底にあるスピード感のようなものは、どのようなジャンルであれ、本来的には編集者/ライターが持っていなければいけないものです……と、そう考えた時点でまた、僕もこのスピードの激しい遠心力に振り落とされそうになります。かつてPlayStation 2が発表された時、僕はその公式パンフにこう書かせていただきました。「PS2は、クリエイターとユーザーをつなぐだけでなく、誰もが受け手であると同時に送り手にもなる環境を夢想している」。その環境は、残念ながらPlayStationの世界では実現していませんが、iPhone周辺には、あきらかにそれを志向する胎動、蠢動があります。受け手は同時に送り手であり、送り手も同時に受け手である。ということは?

RucKyGAMESのタイトルを遊び(できれば有料版を買ってください! 今なら「i節分」がおすすめです!)、そして彼をツイッターでフォローしてみてください。僕が書いていること、そして書けないでいることのプリミティブな一面が見えると思います。また、今月、AppBankがリリースする「PocketVegas」は、iPhoneゲームの持つ可能性のひとつを一気に、簡単に、軽々と加速してみせてくれるでしょう。それを理解できなかったら、ゲームについて書く資格がないとすら、僕は思っています……なぁんてね。

さて、れいによってこの駄文には結論がありません。もう20年も毎日毎日文章を書き続けてきた僕自身が、彼らからどういう刺激を受けていたのか、ようやく自分でわかってきたということを書きたかったのですが、書かないだけです。それは、これまで僕が書いてきた書き方ではないから。そして、それでも、書き方を変えて書き続けたいと思う僕のことを、僕自身、森下悠里さんくらいに好きです……あぁ、大仰な記事タイトルを台無しにしてしまったけど、それでいいんだ。

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