#dgames 【Hearts of Iron Ⅲ】洋ゲー趣味（TTR）
先日、副編集長から、「キミ、次から電撃ゲームスを手伝うことになったから」と突然肩を叩かれたTTRです。同時にブログも書くことになりましたので、この機会に自らの趣味ゲーの魅力を主観的に語っていこうかと思います。今回はそうしたなかの1つである海外のPCゲームをご紹介いたします。
知っている人にとっては定番中の定番ですが、Paradox Interactive社の『Hearts of Iron Ⅲ』に、先日までどっぷりハマっておりました。やり始めたら止まらなくなるので、肩を叩かれてしまった今となっては封印中ですが、正直、引きこもってプレイしたい気分でいっぱいです。
この作品は、第二次世界大戦の時代を舞台としたストラテジーゲームで、前作である『Hearts of Iron Ⅱ』は、日本でもかなりのヒット作となりました。その特徴としては、
●派手なグラフィックとはまるで無縁の質実剛健な見た目
●細かな数値の上下を主体としたボードゲームちっくなゲーム性
●初心者には何をどうしてよいのかわからないすさまじい情報量の多さ
●しかも全部英語
など、わからない人にはどこがよいのか、さっぱりわからないかもですが、ファンにはそれがたまらない。
いえ、冗談はさておき、戦略級のストラテジーという意味では、システムの緻密さとボリュームの点で、おそらく現在最も傑出した作品の1つでしょう。情報量が極めて多いので、慣れるまでは大変ですが、戦争期における政治および軍事を、「戦略」というコンセプトで見事にシミュレートした超骨太タイトルであり、やればやるほどその内容の奥深さに感心する出来です。あの時代ですから、戦車や戦艦などといった兵器も登場するのですが、そうしたものの性能差などより、政治体制、外交、兵站、軍事ドクトリンなど、より上位の要素、つまり「戦略」をコントロールし、「勝つべくして勝つ」という状況を作り出すことが求められる点にニヤリとさせられます。昨今、こうしたマニアックなタイトルが少ないとお嘆きの人にはぜひチェックしてほしい作品といえるでしょう。
スウェーデンのゲーム制作会社Paradox Interactiveは、このほかにも、数々の歴史ストラテジーを発表しており、その多くが屈指の出来として高い評価を受けています。日本語版が発売されているものもあるので、気になった人はぜひプレイして、その魅力を味わってみてはいかがでしょうか。『Hearts of Iron Ⅲ』も、株式会社サイバーフロントから日本語版が2009年冬に発売予定とのことなので、そちらもぜひチェックしてみてください。
ではまた。
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