#dgames 【フットボールマネージャー2008 日本語版】（野村）

現在、10月10日朝6時（この原稿を書いている時間）。おはようございます！　電撃ゲームスの副編集長という役職に一応ついている野村です。久しぶりにブログを書くということで、ネタを何にしようか悩んだのですが、今回は電撃ゲームスがらみではなく、私が長年夢中になっているゲームについて執筆することにしました。 そのゲームタイトルは、ずばり『フットボールマネージャー』シリーズ。いわゆるサッカーSLGで、日本国内ではPCでのみ発売されています。どんなゲームかというと、簡単に言ってしまえば、監督兼クラブ運営という、いわゆる某サッカーSLGと似たような感じ。『フットボールマネージャー』シリーズのスゴイところは、海外の選手を含め、20万人ぐらいの選手が登場して（作品によって人数は異なるような記憶がありますが、ちと覚えていません）、海外の各国リーグで監督に就任できるところ。さらに言うと、日本ではマイナーな、例えばルーマニアリーグやフィンランドリーグなどもプレイできますし（作品によってはプレイできないリーグもあるはず。申し訳ありませんが、ここもちょっと曖昧です）、2部や3部のリーグもプレイできるのです。これは海外サッカーマニア的にたまらない要素。1980年代から海外サッカーの情報を集め始め、その結果、FCバルセロナの成り立ちや歴史、プレイスタイルに20年ぐらい魅了され、さらに海外サッカー全般に夢中になっている私にとっては、まさに珠玉の一品なのです。 私自身はスペインリーグがとにかく好きで好きでしょうがなくて、ここ10年ぐらいは、1部リーグはもちろん、2部リーグはもとより、実質3部リーグ（現在はたぶん、2部A、B、C、Dの4つに分かれているはず）までも、試合結果や選手情報も集めようとしてもがいているぐらい、スペインリーグにハマってます。がんばって、カタルーニャ語のラジオを聞いてみたり（もちろん、翻訳はできません）、当然のことながら、スペインリーグの1部の試合が放映されるWOWOWには加入しています。ちなみに、夢はスペインのバルセロナの街のバル（カフェ＆BARみたいなお店？）で働き、毎日FCバルセロナのことをお客さん達と語って過ごすこと！ いろいろ脱線しましたが、とにかく『フットボールマネージャー』シリーズはスゴイんです。私はこのシリーズの前身である『チャンピオンシップマネージャー03/04（2004年4月8日発売）』からプレイしているので、毎年バージョンアップされて発売される同シリーズを、5年以上も遊んでいる計算になります。といっても、実は『フットボールマネージャー』シリーズの“日本語版”最新作は『2008（2007－2008シーズン）』までしか発売されておらず、実際のサッカーの今シーズン（2009－2010シーズン）はもとより、2008－2009シーズンのバージョンも“日本語版”は発売されていません。海外版は発売されていますが、機械音痴なので翻訳パッチとかがわからず、あえて購入していません。めっちゃ残念で、泣きそうになりましたが、まあ発売されないのはしょうがないので、いまだに『2008』をプレイしています。『2008』が発売されたのは2007年12月20日。この日から遊び続けて、現在は2009年10月10日ですから、約2年、同じゲームで遊んでいる計算になりますね。この間、私事ですがいろいろな出来事がありました。祖父が他界したり、私自身が大病を患って髪の毛が相当量抜けてしまったり……。このゲームをプレイしていると、この2年間のことが思い浮かんだりするわけですが、まあ、いまだにひらすらプレイしています。 プレイする際はノートPCを活用しています。その理由は、いつでもどこでもプレイできるから。デスクトップだと自宅でしかプレイできません。取材等が多いこの職業においては、隙間を見つけてプレイできないのは致命傷になっていまいますので、それを回避するためのノートPPCです。そして、毎作品出るたびに、ノートPCをハイスペックのものに買い替えていました。我ながら、相当なハマりっぷりですな。 ふと、この原稿を書いていて疑問に思いました。なぜ私は、こんなに長年夢中になっているんだろう？　グラフィック的にはまったく派手ではなく、基本的なゲーム画面構成は文字＋数値だけ。試合の様子も選手を表す駒のようなものが、ちょこちょこ動くのみ。いたってシンプルです。そんな内容なのに、なんで私自身ハマっているのかを深く考えてみると、ある答えが出ました。それは、私が実際のサッカーが大好きで、それをなんとなくなぞることができるのがこのゲームである。そして、画面がシンプルなぶん、想像力でゲーム中のシーンを補完できる。この2点が私的にハマっている理由でしょう。“想像力でゲーム中のシーンを補完できる”というのは、どのゲームにも当てはまることですが、シンプル極まりない画面構成のこのゲームにおいては特に重要であり、私にとっては小説を読むのと同じぐらいの楽しさとして機能しているようです。ちなみに、自分の中で何か想像して補完するのって、楽しいですよね？　私は、その部分が存分に楽しめるゲームに夢中になる傾向があります。 あっ、あと、このゲームに夢中になる理由がもう1つありました。実際のサッカー界では、まだあまり注目されていないけど、地元などでは評価されている潜在能力の高い若手選手が、ゲーム中でかなりの成長を見せるんです。そして、潜在能力の高い若手選手というのが、実際のサッカーで、数年後に活躍している選手とかなり合致していたりします。例えば今だと、バルセロナのメッシが有名ですよね。きっと、今年のバロンドールを受賞するような気がしますが、数年前の日本では完全に無名だったわけです（地元ではずっと期待されていましたが）。そんなメッシを参考に、数年前に発売されたシリーズ作品をプレイすると、実はその作品で、メッシはなかなかの成長を見せます。まあ、現在の活躍を正統に評価しているほどの能力の伸びは見せなかったように記憶していますが、具体値の部分はさておき、こうした若手選手をゲーム中でチェックして、実際のサッカーで活躍する姿を数年後に確認する……これって、サッカーファンにとって、夢中になれる要素ですよね？　ある意味、自分だけがチェックしていたあの選手が、実際のサッカーで数年後に有名になるってわけで、それって地味に嬉しくないですか？　プレアイドルをチェックしていたら、そのアイドルがテレビに出演し始めて、有名になっちゃった。って感じでしょうか。例が悪くてすいません。 最後に、これから先も私は、当分このゲームをプレイし続けると思います。だって、実際のサッカーの各国のリーグはこれから先もずっと続いていくから、それをゲーム中でなぞりたくて、プレイし続けるでしょう。願わくば、日本語版で新作が発売されると嬉しいのですが、ノートPCで満足に動くレベルでないとこれまた私的に意味がない……う～む、個人的な部分も含めて難問山積です。そろそろ『2009』の海外版をプレイしてみるか、でも、マシンスペックが厳しいし……これもここ1年ぐらい、悩み中だったりします。まあいいや、スペインのアンダルシア地方のクラブ「マラガCF」をビッグクラブにするべく『2008』にて今日も奮闘します。「マラガCF」というのは、実際のサッカーでは、昨シーズンに大躍進を遂げたクラブなのですが、『2008』でこのクラブを選択すると、2部からのスタートとなるんで、これまた夢中になるんですな。昇格させるために。ちなみに、最近はアンダルシア地方のチームがなんとなく好きになってきて、「レアル・ベティス」にも愛情を注いでいます。実際のサッカーでは、今シーズン2部スタートになってしまったんですが、それでもベティス好きです。もちろん、相変わらずバルサもたまりません！ ※電撃ゲームスのツイッターアカウント dengekigames ※電撃ゲームスについてつぶやいていただける際は、上記アカウントへの@mentionにしていただくか、あるいは#dgamesをつけていただくとありがたいです。 ※電撃ゲームスへの御意見、御要望、御質問は、下記アドレスでもお受けいたします。 dengekigames@gmail.com ※お寄せいただいた御意見、御要望、御質問には、極力、お答えしたいと考えていますが、すべてにお答えすることはできません。あらかじめ御了承ください。 また、特にこちらからお願いする場合以外は、メール等への個人情報の御記入はしないでください。こちらから個人情報の御提供をお願いする場合、御記入いただいた個人情報は各企画のためのみに利用させていただきます。