【電撃ゲームス】電撃ゲームスを作った人が電撃ゲームスをレビューしてみた[2]

野村ブログ27日_電撃ゲームスレビュー2.JPG前回(9月26日の記事)からの続きとなります。9月25日売り号の電撃ゲームスVol.1の記事の内容面について、この本を作った編集部員のうちの1人ではありますが、そんな私こと野村が“客観的”にレビューします。内容面というよりも、記事部分の総評みたいになっています。 まず、記事全般を見渡してみると、文字(テキスト)がギッシリ入っているのがわかります。これは文字の級数(いわゆる文字の大きさ)を下げたり、行送り(いわゆる行間)をつめたりして、ギッシリ感を演出していることがその一因。もう1つは、単純にテキスト量が多めの記事構成になっていることが要因に挙げられます。これらを採用している理由は、短時間でサクッと読めてしまう雑誌という方向性ではなく、月1回だけの発行となる月刊誌であることから、1カ月分の情報を時間をかけてじっくり読める雑誌という方向性を打ち出すためでしょう。テキストの多さは、読み手によって好き嫌いが分かれるところだと思われますが、次の号が出るまでじっくり楽しんでもらうという意味で、テキストを多くするという手法は、あながち間違いではないと思います。ただ、現実的にはゲーム雑誌はいろいろ出ているわけだし、雑誌をはじめ、膨大な数のエンターテイメントが存在する現代においては、この1冊だけで1カ月満足できるなんてことはないと思いますが。 次にレイアウトを見ていきます。ここでいう「レイアウト」というのは、いわゆるページ内のテキストや写真の配置、デザインを総称している言葉と思ってください。上記のとおり、テキストが多いわけですが、それに加え、写真や見出しなどもびっしりと配置されていて、ページ内に空白を許さない! という匂いがしますw。これはまさに電撃的、もとい電撃PS的な記事作りという方向性を踏襲しているにほかならないと思われます。読み疲れることもあると思いますが、そのぐらいの情報量がないと、インターネットなどで情報を収集できる昨今において、ゲーム雑誌は必要性が薄いと個人的に思います。きっと、そういう理由があるからこそ、ここまでビッシリしているのでしょう。デザイン面に関しては、老舗である電撃PSには、まだおよんでいない印象。ゲーム雑誌編集者の目で見ると、カッコよさ的な面で、明らかに電撃PSの方が一日の長がある印象を受けました。なお、他社のゲーム雑誌との比較は、レイアウト全般において、そもそもの記事作りの方向性が違うと思われますので、単純に比較することはできません。 次は個々の記事の方向性について。さまざまな記事で、電撃ゲームス独自の読み物とか切り口を模索している感があります。この雑誌でしか読めない情報をなんとか入れ込む……これを徹底しようとしている節がありますね。とはいえ、他の雑誌と同じ情報しか載っていないことも多々あり、まだまだ完全に実践できているようには思えません。この時期の他のゲーム雑誌と比較してみると、それがよくわかると思います。ただ、“とにかくがんばろう“としている様は誌面から感じられるので、これからに期待したいところです。あと、個人的に注目したのは、電撃ゲームス全般を見渡したとき、とにかくタイトルの記事が多く、ゲーム業界情報などが非常に少ない点です。当たり前のことですが、ゲームというのは、業界情報とかはあくまでもオマケ的なサブ要素であって、そもそもタイトルがあるから成立しているわけであり、そのタイトルがおもしろいかどうかにかかっていると思います。そして電撃ゲームスは、タイトルの情報・おもしろさに最大限に注目して、これを拾い上げようとしているようです。この方向性は、電撃PSに共通する電撃らしさが出ていると思います。ゲームユーザーのための雑誌……これを目指しているのでしょう。 そんなこんなで、偉そうに客観的にレビューしてみましたが、レビューになっていないような気がしてきました。でも、まぁ、いいか。最後になりますが、「電撃ゲームス」という書名、実は50案以上(もしかしたら100案以上あったかも)出ていて、何度も何度も練り直して決まったものだったりします。また、個々の記事を作る際も、幾度となくゲームメーカーさんと話し込んだり、ライターさんやデザイナーさんと打ち合わせをして、1つ1つ丁寧に作り上げていきました。私自身、ゲーム雑誌業界に、もう13年もいるので、そういう姿は何度も見ているわけですし、それが記事を作るうえでの超基本ということは理解しているわけですが、ここ近年、ゲーム雑誌業界全般で、実はそういう姿を見かけるケースが減っているような気がなんとなくしていました。でも、電撃ゲームスでは、前述の「記事作りの超基本」を、かなりのレベルで実践できたと思います(もちろん、できていない記事もありますが、それは今後への反省点)。こういうことの積み重ねでよい記事を作っていって、読み手の方によい記事を提供する……当たり前のことですが、すごく大切なことなので、電撃ゲームスはこれからもこれを徹底していくことでしょう。というわけで、今後とも、電撃ゲームスをそれなりによろしくお願いします!(電撃ゲームス副編集長/野村)

 

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