#tgs09 #tgs 『FFCCクリスタルベアラー』ちょい長めプレイレポートその3[で、どれから遊ぶべき?](そみん)
かな~り長い余談をはさんでしまいましたが、そろそろ本題となるプレイレポートへ移ります。
前述したように、試遊する際は「はじめから」「遺跡から(アクション中心)」「フィールド(バトル中心)」から1つを選ぶことになります。
さらっと結論を述べると、当然ながら最初は「はじめから」を選ぶのがセオリーではありますが……あくまでセオリー。
それぞれ、中心となる要素が異なるので、ゲームショウで試遊しようと思っている方は、プレイレポートを参考にどれを遊びたいか考えておくのがオススメです。
試遊する際は時間制で交代となるので、どれを遊ぶか悩む時間はもったいないですから。
■「はじめから」
本当に最初の最初から始まるので、世界観やキャラクター、基本的な操作方法までまんべんなくバッチリ体験できます。
断片的には雑誌やサイトで明かされている部分ではありますが、それらがつながった一連の流れとして楽しめるのは大きいです。
メインキャラとの出会いが主軸となるので、『クリスタルベアラー』という物語のノリのよさを存分に味わえるかと。
もうね、ネタバレしたくないから書かないけど、「スゲー」と「アホかw」と「カッチョエエ!」がいろんな角度から襲いかかってくる感じ。
「ヒーローを体験できるゲーム」という意味が、一番納得できるバージョンだと思います。
イベントシーンでありながら主人公を操作できる、プレイアブルイベントが多いのも特徴の1つ。
大空で魔物と戦うシューティング風のイベント、墜落しそうな飛空艇を操縦して進むレースゲーム風のイベントなどなど、バラエティ豊かなプレイアブルイベントが楽しめました。
魔物と戦うイベントの際はBボタンで攻撃できますが、ボタンを押しっぱなしにすると自動的に連射してくれるので便利だったりします。
プレイアブルイベントのほか、王都のなかを探索するシーンもあるので、街の住人を持ち上げたり投げつけたり……という、なかなかユニークなアクションも体験できます。
ちなみに街の住人には、基本的に話しかけることができません。
話しかけられる場合は、そのキャラクターの住人の頭上に吹き出し型のアイコンが表示されるので、そこをポインタでチェックする感じです。
とまあ、ゲームの全体像を把握しやすいパートなのですが、試遊時間的に魔物との通常バトルまでたどりつくのはかなり厳しいところ。
通常バトルを楽しみたいなら、別のバージョンを体験するのがオススメです。
■「遺跡から(アクション中心)」
いわゆるダンジョン内が舞台となるバージョンで、立体的な迷路風の場所での冒険となります。
通常バトルも少しは体験できますが、まあ、おまけ程度。
ゴブリンが相手となり、うまく投げると地面に突き刺さってもがく姿が見られます。
で、それを別のゴブリンが引っこ抜こうとしたりして……ちょっぴりコミカルな感じです。
一応、急ぎ足で進めて遺跡をクリアできれば、通常バトルも存分に楽しめますが……そこは遊ぶ方の腕次第なのでご注意を。
基本的には、ジャンプを駆使した立体的なアクションを楽しみながら、仕掛けを解いて先へ進むことになります。
ちょっぴり難しめの仕掛けもあるので、油断するといつのまにか試遊時間が終わってしまうかも?
そういう意味ではリスクが高いので、いきなりこの体験版を遊ぶのは避けたほうがいいかもしれません。
ダイナミックなヒーローアクションは楽しめますが、寄り道部分はあまりないバージョンですし。
ちなみに遺跡は、ベルという女性キャラと一緒に挑むことになります。
既に雑誌などでも紹介されているように、ベルの性格は……まあ、おしとやかとはほど遠いので、どんな展開になるかはご想像におまかせしますが。
あ、あと、遺跡ではボスのデモンズウォールとのバトルがあります。
3つのバージョンで、ボスと戦えるのはこのバージョンだけだと思います。
が、これが非常に難しい……。
いわゆる殴り合いではなく、頭を使った戦いが要求されるので、突破口が見えないとあっさりバトルが終わります。
勝てなくても話は進みますが、勝って先に進むと何があるのか気になるところ……。
運がいいと、試遊台付近にいるスタッフの方からアドバイスをもらえるかもしれません(自分はもらえたのに間に合わなかった……)。
■「フィールド(バトル中心)」
荒野でのスケルトンや狼型の魔物とのバトルのほか、うまく進めば森で虫&植物型の魔物ともバトルできます。
その合間には街も経由するので、住人との交流も楽しめます。
とにかくいろいろと寄り道ができるので、高い自由度を楽しめる反面、目的を見失うとあっという間に試遊時間が……。
まあ、ミニゲーム的な寄り道がかなり隠されているようなので、それを探すのも楽しいです。
シナリオ的には、3つのバージョンのなかでは一番地味かもしれませんが、仲間と協力して戦う(?)イベントがあったりします。
それと、道中の坂道では衝撃的な場面に出くわすことでしょう(カボチャがね、すごいことに……)。
ともあれ、このフィールドをプレイする醍醐味は、なんといってもバトル!
バトルをどう楽しむかがカギになるかと思います。
魔物を倒すだけなら、おそらくそれほど苦労はしません。
引力を操って、魔物を放り投げたり、近くの岩をぶつけたりすればOKなので。
じゃあ、どう楽しめばいいかというと、ポイントは2つ。
1つは、魔物を引き寄せて持ち上げると、その魔物にちなんだ特殊能力を使えること。
サボテン型のサボテンダーを持ち上げるとトゲを発射でき、花型の魔物を持ち上げるとドリルっぽい攻撃ができました。
魔物を見つけたら、まずは持ち上げて特殊能力をチェックするのが基本となりそうです。
で、もう1つは、ヘンなことを試してみると、いろんな反応が返ってくること。
例えば、狼とか犬とかって骨が好きですよね。
スケルトンを攻撃して頭蓋骨を吹き飛ばすと、狼型の魔物はその骨に群がっていくことに……。
で、スケルトン本人は、頭をさがしてうろちょろうろちょろw。
本作では魔物同士がさまざまな関係を持って行動しているとのことなので、探せばいろいろと楽しめそうです。
雑誌記事によると、魔物同士をぶつけると合体してパワーアップする……なんてこともあるようです!
あー、それからバトル中は、フィールドに落ちてる物体をいろいろチェックしてみるのがオススメかと。
肥料とか何かが入った袋とか、バトルとはおよそ関係がなさそうなものもたくさん落ちてます。
うまく工夫をすれば、ユニークな発見ができるかもしれません。
●まとめ●
3つのバージョンすべての概要を紹介したところで、どれから遊ぶべきかのまとめをば。
妥当に考えて、「はじめから」か「フィールド(バトル中心)」を選ぶのがオススメです。
「遺跡から(アクション中心)」は、ある程度本作のセオリーが頭に入っていないと、何をすればいいのか迷ってしまう可能性がありますので。
ちなみにちょっとズルイかもしれませんが、ならんでいる間などに、自分以外の人がどんな風に遊んでいるのかを事前にチェックしておくのも悪くないと思います。
とにかくいろんな「発見」が楽しめるゲームなので、人のプレイを見るだけでも驚くことが多いと思います。
ただ、ホントは自分の手でいろいろ試して発見していくのが一番おもしろいと思うので、人のプレイを見ないほうが驚きが倍増して楽しいです。
……なので、は11月12日の発売を待って、家でじっくり遊ぶのがオススメではありますけどねw
この記事では伏せているやり込み要素も多数ありますし!
とまあ、なんだか長くなってしまいましたが、個人的には『クリスタルベアラー』はめちゃ楽しいです。
遊んだときの感じ方は人それぞれではありますが、少なくともココに1人はドハマリしている人間がいるので、興味を持たれた方はぜひ注目してみてくださいませ。
(ちなみに、昨日発売された電撃ゲームスVol.1には女性ライター達のプレイレポート&開発スタッフの河津氏&板鼻氏への直撃インタビューを含む、『クリスタルベアラー』の特報記事が載ってます。12ページにわたって気合が入りまくった記事なので、こちらもぜひチェックです!)