おはようございます！ 電撃ゲームスの野村です。現在、9月26日7時44分です。いきなりちなみますが、私自身は副編集長という役職についています。でも
TGSでは、実はコンパニオンさんばっかり追いかけていました。今日こそは、積極的にゲームを追いかけます。たぶん。
さてさて、9月25日に電撃ゲームスVol.1が発売されたということで、私自身、この本を作った編集部員のうちの1人ではありますが、なぜかそんな私が“客観的”に電撃ゲームスをレビューしてみようと思います。あっ「レビューする」って日本語的に正しいんだろうか？ 横文字的な語句が入ってくると、副編集長なのに日本語のルールがよくわからなくなります。横文字苦手。
まずは厚さ。本誌340P＋付録116Pという圧倒的なボリュームではありますが、手にとってみると、そのボリュームが触感として感じられる雑誌です。雑誌編集者の観点から見ても、この重厚感・重量感は、近年のゲーム雑誌ではあまり見られなかったと思います。
リーマン・ショックによる世界的不況の時代、さらに言うとここ近年、永続的に続いている出版不況の時代にもかかわらず、新雑誌を立ち上げるという、ある意味、暴挙・愚挙に出ている雑誌なわけですが、この重厚感・重量感もある意味、暴挙ですねw 雑誌編集者的な目でさらにこの本の仕様を見ていくと、紙が分厚いということに気づきます。これが重さを演出している一番の要因ですね。紙の発色は……ゲーム画面写真がしっかり見える紙質なので、ゲーム雑誌的には十分なレベルにあるといえるでしょう。ちなみにですが、重い雑誌というのは、読み手側にとって手が疲れるなどの不満点が出ることも事実だったりします。でも、手に取ったときのお得感とか、重さが演出するボリューム感というのは、結構嬉しかったりもします。結局、厚さ・重さというのは、読み手側の好みによるところが大きいわけでして、すべての読み手が納得する仕様というのは究極的に不可能なわけです。
表紙の加工は……たぶん、
グロスPP加工だと思われます。
グロスPP加工というのは、一般的な表紙の加工技術の1つです。いわゆるテカテカしている表紙は、だいたいこの加工技術を使っていたりします。これを採用した電撃ゲームスは、まあ、スタンダードといえるでしょう。表紙のデザインに関しては、電撃のゲーム雑誌の代表格である
電撃PSの路線とは、ちょっと違っている印象を受けます。ですが、かといってオシャレ過ぎず、電撃のゲーム雑誌らしい、いい意味での野暮ったさが残っている雰囲気です。この野暮ったさに『
FFXIII』の美しいキャ
ラクター（ライトニング）がミックスされ、絶妙なバランスを醸し出している印象。なんだか、電撃ゲームスの路線というものが、表紙から見えてくる感じもしますな。
次は価格について。390円（税込）というのは、雑誌編集者の目で見ると、すごく安いと思います。というよりもむしろ、やり過ぎ！ って感じです（笑）。購入者として考えた場合、安いほどありがたいわけですから、すごくユーザーフレンドリーな匂いがします。「安かろう＝品質が悪かろう」という時代は、
ユニクロをはじめ、終わっていることは言わずもがな。電撃ゲームスの記事内容も「安かろう＝悪かろう」ではないようです。むしろ、近年のゲーム雑誌のクオリティと比較すると、なかなかのレベルに達しているのではないでしょうか。ということで、次は記事の内容面についてチェックしていくことにします。（続く）
おはようございます！ 電撃ゲームスの野村です。現在、9月26日7時44分です。いきなりちなみますが、私自身は副編集長という役職についています。でもTGSでは、実はコンパニオンさんばっかり追いかけていました。今日こそは、積極的にゲームを追いかけます。たぶん。
さてさて、9月25日に電撃ゲームスVol.1が発売されたということで、私自身、この本を作った編集部員のうちの1人ではありますが、なぜかそんな私が“客観的”に電撃ゲームスをレビューしてみようと思います。あっ「レビューする」って日本語的に正しいんだろうか？ 横文字的な語句が入ってくると、副編集長なのに日本語のルールがよくわからなくなります。横文字苦手。
まずは厚さ。本誌340P＋付録116Pという圧倒的なボリュームではありますが、手にとってみると、そのボリュームが触感として感じられる雑誌です。雑誌編集者の観点から見ても、この重厚感・重量感は、近年のゲーム雑誌ではあまり見られなかったと思います。リーマン・ショックによる世界的不況の時代、さらに言うとここ近年、永続的に続いている出版不況の時代にもかかわらず、新雑誌を立ち上げるという、ある意味、暴挙・愚挙に出ている雑誌なわけですが、この重厚感・重量感もある意味、暴挙ですねw 雑誌編集者的な目でさらにこの本の仕様を見ていくと、紙が分厚いということに気づきます。これが重さを演出している一番の要因ですね。紙の発色は……ゲーム画面写真がしっかり見える紙質なので、ゲーム雑誌的には十分なレベルにあるといえるでしょう。ちなみにですが、重い雑誌というのは、読み手側にとって手が疲れるなどの不満点が出ることも事実だったりします。でも、手に取ったときのお得感とか、重さが演出するボリューム感というのは、結構嬉しかったりもします。結局、厚さ・重さというのは、読み手側の好みによるところが大きいわけでして、すべての読み手が納得する仕様というのは究極的に不可能なわけです。
表紙の加工は……たぶん、グロスPP加工だと思われます。グロスPP加工というのは、一般的な表紙の加工技術の1つです。いわゆるテカテカしている表紙は、だいたいこの加工技術を使っていたりします。これを採用した電撃ゲームスは、まあ、スタンダードといえるでしょう。表紙のデザインに関しては、電撃のゲーム雑誌の代表格である電撃PSの路線とは、ちょっと違っている印象を受けます。ですが、かといってオシャレ過ぎず、電撃のゲーム雑誌らしい、いい意味での野暮ったさが残っている雰囲気です。この野暮ったさに『FFXIII』の美しいキャラクター（ライトニング）がミックスされ、絶妙なバランスを醸し出している印象。なんだか、電撃ゲームスの路線というものが、表紙から見えてくる感じもしますな。
次は価格について。390円（税込）というのは、雑誌編集者の目で見ると、すごく安いと思います。というよりもむしろ、やり過ぎ！ って感じです（笑）。購入者として考えた場合、安いほどありがたいわけですから、すごくユーザーフレンドリーな匂いがします。「安かろう＝品質が悪かろう」という時代は、ユニクロをはじめ、終わっていることは言わずもがな。電撃ゲームスの記事内容も「安かろう＝悪かろう」ではないようです。むしろ、近年のゲーム雑誌のクオリティと比較すると、なかなかのレベルに達しているのではないでしょうか。ということで、次は記事の内容面についてチェックしていくことにします。（続く）
