【MH3(tri-) プレイインプレッション】誰でも等しく、新しさを感じることができる(3/3）

※この文章は電撃DS&Wii 7月21日発売号に掲載されたものです。 正直に告白しますと、僕は、一度はじめた「MHP 2nd」を投げ出したことがありました。フルフルに勝てなかったからというのが直接的な原因なのですが、もうちょっと大枠で考えるとですね、この雪山の村に降り立って、なにをしてよいのかがわからなかったのです。マニュアルを読めばよかったのでしょうが、すいません、僕、（職業的には別ですが、プレイヤーとしては）ゲームのマニュアルをほとんど読まないんです。それが敗因だったのですが、なにをすればいいのかわからない、いきなりこの村に投げ出されたような気がして、挫折してしまったんです。今思えば、もったいないことしたなぁと、後悔することしきりですが……。 その点も、「MH3(tri-)」はしっかり解決しています。具体的なゲームの説明は省きますが、まず最初に向かうことになるモガの森が、いわば初心者向けのチュートリアルになっているのです（従来のファンにとっても、採取ポイントの位置が変わるといった新要素を知る機会になります）。これはすばらしいと思います。僕自身は、決してうまくはないけれども「MH」について知らないわけではないという程度のユーザーだと思うのですが、そんな僕にとっても、モガの森はありがたくて楽しかったです。もうですねぇ、同じエリアでも採取ポイントが変わるというだけで、なんだか楽しくてしょうがないw　無駄に何度もモガの森に入ってしまいました。また、ジャギィですよ、ジャギィ。そして、ジャギノス。今回、最初に出会うことになるモンスターなのですが、今までになかったような動きのなめらかさというかぬめらかさというか、眺めているだけでも楽しめましてダメージ受けまくりましたがorz　しかも、ジャギィとジャギノス（オスとメス）が登場することで、群れで生活している=ハンターは群れの巣に分け入っているということも実感できます。すばらしい。そして、ここが、あまり細かくは書けませんが、今回のプレイでの最大のポイントだったのですが……。 やっぱり見たこともないヤツがいるのは、うれしくて楽しくてたまらない。 ……です。えぇっと、そろそろ紙数も尽きてまいりましたので、まとめさせていただきますが（あいかわらず唐突だな < 俺）、「MH3(tri-)」は、「MH」自体はじめてという方にも、従来からのファンの方にも、等しくおすすめできる「MH」です。そして等しく、新しさを感じることができる「MH」でもあります。何百万本という大ヒットタイトルとなったシリーズを、ここまで見事に再設計し直した辻本プロデューサー、藤岡ディレクターをはじめとする開発スタッフのみなさんには、本当に本当に、驚嘆いたしますし、御礼も申し上げたいと思います。ありがとうございます。今からもう楽しみで楽しみで、夜も満足に眠れないから、またミナガルデに行っちゃうじゃないですかw（200907071507／七夕の日に) ■欄外！ 海中！　海中は 楽しいですよ!! 「MH3(tri-)」の大きな特徴として、海中のステージがあるわけですが、楽しい。本文ではきちんと書けませんでしたが、辻本プロデューサーが前号インタビューでおっしゃった通り、ざぶん！　とはじめて飛び込んだ時の衝撃は、えも言われぬものがありました。あぁ、もっと細かく書きたいなぁ……。 ※倉西のテキストは、Mac OSで書かれています。 mixi http://mixi.jp/show_friend.pl?id=23814459 http://mixi.jp/view_community.pl?id=4334569 twitter ユーザー名 kararemichi flickr photostream http://www.flickr.com/photos/kararemichi/