【MH3(tri-) プレイインプレッション】誰でも等しく、新しさを感じることができる(1/3)
※この文章は電撃DS&Wii 7月21日発売号に掲載されたものです。
先に前提から。あくまでプレイ「インプレッション」ということなので、倉西個人の印象ですよ……ということは御理解いただいたうえで、お読みください。また、実際のプレイ時間はそうとう短いです。さらにつけ加えると、短くなりそうだということが予想できたので、クラシックコントローラを使用してプレイしました。以上の2点が、このプレイインプレッションの前提です。
とかなんとか、カタイこと書いてますが、もう! もう! もうですね、オープニングムービーから釘づけ。従来からそういう要素、側面はありましたが、「MH3(tri-)」でいっそう強調されているのはモンスターたちが営む生態系に、ハンターが踏み込んでいくということです。これを単なる「世界感」「設定」というような言葉では表現したくないです。そんな静的な言葉では言い表せないような、動的な印象が強くあります。例えば、ハンターがクエストに出ていない時でも、当然なのですがフィールドにはモンスターたちが棲息していて、彼らなりの行動があり、時間が流れているわけです。オープニングムービーでも、アプケロスに似たモンスターと、その脇を走るジャギィとの大きさ、速度の違いみたいな細部から、そんなことを想像させます。最後にちらりとハンターたちが登場するのも象徴的ですね。また、「おぉ!」と思ったのは、リオレウスの回転尻尾攻撃。僕らはこれまでハンターに向かって繰り出されるところしか見ていなかったのですが、普段はこんなふうに使うんだな、と。ものすごい細かいことでもありますが、一人でもりあがってしまいました。オープニングだけでなく、今回もいっぱいムービーが見られるといいなぁと、期待しています。
そして、音楽。いいですねぇ、メインフレーズは、今回も。音楽の趣味こそ、言葉では言い表しづらい部分なのですが、最近は「MH」のことを考えていない時でも、僕の頭の中で流れているのはこのメインフレーズです。フレーズからは、そこはかとなくさびしさや悲しさといったものも感じるのですが、そこがまたいいんですね。雄大な……という言葉も陳腐ですが……モンスターたちの自然、世界に対して、ハンターである人間が向かっていく。そのことの意味というか、困難さ、一種の絶望感みたいなものを表現しつつも鼓舞されるんですね。いくぞ! 狩るぞ! という気になる。いい曲です、ほんと。耳にするハンターの誰もが「自分のために作曲された曲だ」と感じるような、そんな名曲です。店頭で流れていたり、ネットで公開されていたりするプロモーション映像でも使用されていますので、ぜひ、聴いてみてください。
※倉西のテキストは、Mac OSで書かれています。
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