ん？ 聞き慣れない音が決戦場に響き、後ずさりする僕の頭上を
アカムトルムの腹が通り過ぎていきました。そうです。何のためにそうしていたのかはまったく記憶がないのですが、僕は
ヘビィボウガンにシールドをつけていたのです。やばい！ 喰らったかも！ と思った瞬間に、その不思議な音が聞こえたのです。シールドをつけた
ヘビィボウガンであれば、オートガードができます。こちらが何もしていなければ（何も入力していなければ）、自動的に敵の攻撃をガードしてくれるのです。そんな初歩的なことを、すっかり忘れて、僕は必死に回転回避で
アカムトルムの攻撃を避けていたというわけです。
これに気づいてからは、ずいぶん気が楽になりました。オートガードをしても体力は削られるのですが、それでも今までよりはずいぶんマシです。これはたとえとして適切ではないかもしれませんが、僕はレースゲームがヘタで、どうせうまく
コーナリングできないなら無理に操作せずに、壁に車体をぶつけて強引に向きを変えればいいじゃないかとか思ってしまうタイプです。そんな僕ですから、
アカムトルムの攻撃はがしゃんがしゃんとオートガードで受けてから、体勢を立て直して攻撃する、あるいは必要であれば回復するという戦法に切り換えました。そしてそれが見事にはまり、回復系アイテムは相当数を消費しましたが、無事、
ヘビィボウガンでの覇竜討伐に成功しました。
すべての武器で……というわけにはいきませんでしたが、剣士系4種、ガンナー系1種、計5種類の武器での覇竜討伐に成功しました。「2nd」ではまったく歯が立たなかったのですから、この進歩はものすごく大きなものだと自分では感じています。ある意味、これでようやく僕は「2nd」を終えることができたと言ってもいいでしょう。
ヘビィボウガンで狩るなんて、成功した今でも信じられないくらいです。
軽く鼻歌でも出そうなくらいの気持ちで、僕は次の獲物を求めて集会所上位★8のク
エストをチェックしました。そして、明日（4月25日）発売の
電撃PlayStationの表紙を飾る、ヤツを発見したのです。
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