轟弩【戦虎】は、いい
ライトボウガンです。加工レベル5にロングバレルで攻撃力は十分、リロードは速く、反動も中程度です。
会心率は-30%ですが、まぁこれは
ティガレックスの武器すべてに共通の特徴なのでしかたないでしょう。説明には「頑強な轟竜の素材を使用した
ライトボウガン。実験的機構を搭載し、脅威の火力を実現」とあります。その通りです。本当に、いい
ライトボウガンだと思います。でも、それでも、
ティガレックスが狩れません。何度挑んでも……。
答えは簡単なところにありました。轟弩【戦虎】は、属性弾や状態異常弾が撃てないのです（捕獲用麻酔弾とペイント弾は撃てますが……）。つまり、
ティガレックスの弱点属性である電撃弾が撃てないのです。
電撃PlayStationの編集長が挑んでいるのに、電撃弾が撃てないとはなにごとか！ というお約束はまぁ、いちおう書きましたけど、書きましたけど！ そんなことは、とっくにわかっていたことでした。電撃弾なしで
ティガレックスに挑まなければいけないことなど、百も承知でした。
なのに、それなのに……。
僕の中に黒に近い灰色の感情が芽生えました。そもそも電撃弾を使わずに
ティガレックスに挑むということ自体が、まちがっているのではないか。いくら「最後の招待状」をクリアした男だとはいえ、しょせん僕です。なにか根本的な考え違いをしているのではないか。いくらソロで太刀、
双剣、大剣、
ガンランス、ランス、狩猟笛を使い、上位の
ティガレックスを狩ってきたとはいえ、しょせん、しょせんは「狩られ道」の著者です。あんな駄文しか書けないような男です。そんなヤツがね、無理して電撃弾なしで
ティガレックスに挑むなんて、そんなこと、思いついたこと自体が犯罪的なのではないか。そうだろう、いや、そうに違いない。
バカな……そうじゃないだろう……。
迷い、葛藤。そんな言葉が頭の中でぐるぐると回りはじめました。僕はこの企画で、なにをしようとしているのか？ その根本を振り返りました。すべての
ティガレックスの武器を作る。この第一段階は無事に終了しました。
双剣やランス、わりと確実に
ティガレックスを狩れるようになった武器で何度か繰り返しましたから、それはいつか達成されて当然の目的でした。そして次です。すべての
ティガレックスの武器で
ティガレックスを狩る。つまり、すべての種類の、強力ではあるが属性ダメージを与えられない、ついでにいうと
会心率の低い武器で
ティガレックスを狩る……ということです。
バカな……そんなこと、できるわけがない……何様のつもりなんだよ ＜ 俺 いや、待て、ここまできたじゃないか。なんとかかんとか、ここまでは達成できたじゃないか。
本当によくあるシーンです。悪魔と天使が、交互に僕にささやきかけていたのです。
※「モンスターハンターポータブル2ndG」の公式サイトはこちらです。
(C)CAPCOM CO .,LTD. 2007, 2008 ALL RIGHTS RESERVED.
轟弩【戦虎】は、いいライトボウガンです。加工レベル5にロングバレルで攻撃力は十分、リロードは速く、反動も中程度です。会心率は-30%ですが、まぁこれはティガレックスの武器すべてに共通の特徴なのでしかたないでしょう。説明には「頑強な轟竜の素材を使用したライトボウガン。実験的機構を搭載し、脅威の火力を実現」とあります。その通りです。本当に、いいライトボウガンだと思います。でも、それでも、ティガレックスが狩れません。何度挑んでも……。
答えは簡単なところにありました。轟弩【戦虎】は、属性弾や状態異常弾が撃てないのです（捕獲用麻酔弾とペイント弾は撃てますが……）。つまり、ティガレックスの弱点属性である電撃弾が撃てないのです。電撃PlayStationの編集長が挑んでいるのに、電撃弾が撃てないとはなにごとか！ というお約束はまぁ、いちおう書きましたけど、書きましたけど！ そんなことは、とっくにわかっていたことでした。電撃弾なしでティガレックスに挑まなければいけないことなど、百も承知でした。
なのに、それなのに……。
僕の中に黒に近い灰色の感情が芽生えました。そもそも電撃弾を使わずにティガレックスに挑むということ自体が、まちがっているのではないか。いくら「最後の招待状」をクリアした男だとはいえ、しょせん僕です。なにか根本的な考え違いをしているのではないか。いくらソロで太刀、双剣、大剣、ガンランス、ランス、狩猟笛を使い、上位のティガレックスを狩ってきたとはいえ、しょせん、しょせんは「狩られ道」の著者です。あんな駄文しか書けないような男です。そんなヤツがね、無理して電撃弾なしでティガレックスに挑むなんて、そんなこと、思いついたこと自体が犯罪的なのではないか。そうだろう、いや、そうに違いない。
バカな……そうじゃないだろう……。
迷い、葛藤。そんな言葉が頭の中でぐるぐると回りはじめました。僕はこの企画で、なにをしようとしているのか？ その根本を振り返りました。すべてのティガレックスの武器を作る。この第一段階は無事に終了しました。双剣やランス、わりと確実にティガレックスを狩れるようになった武器で何度か繰り返しましたから、それはいつか達成されて当然の目的でした。そして次です。すべてのティガレックスの武器でティガレックスを狩る。つまり、すべての種類の、強力ではあるが属性ダメージを与えられない、ついでにいうと会心率の低い武器でティガレックスを狩る……ということです。
バカな……そんなこと、できるわけがない……何様のつもりなんだよ ＜ 俺 いや、待て、ここまできたじゃないか。なんとかかんとか、ここまでは達成できたじゃないか。
本当によくあるシーンです。悪魔と天使が、交互に僕にささやきかけていたのです。
※「モンスターハンターポータブル2ndG」の公式サイトはこちらです。
(C)CAPCOM CO .,LTD. 2007, 2008 ALL RIGHTS RESERVED.
