【MHP 2nd】初代「狩られ道」魂(その7) *
慢心でした。「狩られ道A」の経験から、ランスであれば比較的簡単に「異常震域」をクリアできるにちがいないと、心のどこかで僕はナメていたのだと思います。その慢心こそが、「MHP 2nd」をプレイする上で最大の障害になることは、この800時間超のプレイの中で、十二分に学んできたはずだったのに……。
確かに残り25分ちょうどくらいのところで、1頭、捕獲することはできました。片手剣に比べれば、かなりなスピードです。しかし、不安はありました。ここまでに2落ちしていたのです。イヤな予感ばかり、的中するものです、ポッケ村周辺では。エリアチェンジしようとして雪山エリア8から6に走りながら、思わずLボタンを押し、視界を自分の前だけに限定してしまいました。見えはしなかったのですが、その時、ティガレックスは岩とばしの動作に入っていました。油断。それを確認していれば、回転回避で避けることもできたでしょうし、ただ前だけを見ていた僕は岩とばしをまともに喰らって力尽き、クエストは失敗しました。
まるでそれは、北斗神拳の暗黒面、北斗琉拳に魅せられたカイオウのような……たぶん違うような……そんな気持ちでした。
ランスでの「異常震域」クリアに失敗した僕は、すっかり我を忘れていました。ポッケ村に戻るいやいなや、まっすぐ武具屋に走りました。はっきりとRボタンを押して、駆け寄りました。雷属性の双剣、正式採用機械鋸はすでに持っていました。それを改良型機械鋸に強化しました。無言でした。いや、もちろんですね、プレイ中にぶつぶつ言うことはあまりない(と思う……)のですが、この時は自分の心の中でも無言でした。アイテムポーチには強走薬グレートを5個、こんがり肉と狂走エキスを10個ずつ、入れました。さらに砥石はマックスの20個、力の護符、力の爪、守りの護符、守りの爪も忘れませんでした。
再び「異常震域」を選んで雪山エリア5に出た僕は、機械的な動作で(一種の心理描写です、はい)鬼人薬グレートと硬化薬グレート、強走薬グレートを飲みました。アイルーキッチンに寄ることさえ忘れていた僕は、少しだけ唇の端をゆがめてニヤリと笑い、惜しむことなく秘薬を飲み、エリア8に走りました。ティガレックスにペイントボールを投げつけ、ごろごろっと回転回避でヤツの左後ろ脚に回り込み、乱舞を叩き込みました。その後も回転回避と乱舞のセットを続け、何度もティガレックスが苦悶の叫び声を上げてひるみ、やがてエリア3に逃走して眠りこけたヤツに対して落とし穴を仕掛け、捕獲しました。
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ついに『MHP 2nd』の新モンスター判明!
その名は轟竜「ティガレックス」!
電撃オンライン(20070303)