【34時間連続更新】全米が泣いた! そして、大阪は笑った! 「パワプロクンポケット」 第14回
「パワプロクンポケット10」12月6日発売!
(C)2007 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
(社)日本野球機構承認 NPB BIS プロ野球公式記録使用 阪神甲子園球場公認
※ジャケット画像はTSUTAYA onlineに掲出されているものです。
※この文章は電撃パワプロという増刊号のために書かれ、後にブログにアップされたものの再掲出になります。
藤岡が萩原に「あれ、やったらえぇやん」と促す。「マジですか?」萩原が驚き、でも、嬉しそうな表情を見せる。「あれがえぇなぁ、ほら、あぁなるヤツ」「それ、持ってきてないですわ」「じゃあ、あっちでえぇわ」。二人の会話が終わると、萩原が会議室を出た。
今から萩原が手品させてもらいます。今、チーム内で第二次手品ブームなんです。第一次ブームの後に、みんな飽きてもうて「イリュージョンの墓場」ができたんですが(不要になった手品グッズを段ボール箱に入れていたらしい)、今、第二次ブームでその墓場を暴いているところなんです。
萩原が手品グッズを抱えて会議室に戻ってきた。「見んといてください」と言いながら、背後のテーブルで仕込みをし、いくつかの手品を披露してくれた。倉西はいちいち声を上げて驚く。その様子に調子に乗った萩原も、持ちネタの手品を次々と披露していく。やがてマジックタイムが終わり、萩原が会議室を出ようとしたその時、ハプニングが起こった。彼女はふと体勢を崩し、使っていたトランプを床にぶちまけてしまったのだ。「こっち見ちゃダメですよぉ」。萩原がしゃがみこんでそれを隠す。正直、タネがバレたものもあった。だが、倉西は気づいていない。しゃがみこんだ萩原を見て笑い、手を叩いて喜んでいる。「おもろいもん」に対しては、本当に遠慮がない。
※この文章は2006年5月に書かれたものです。
※「パワプロクンポケット」シリーズの公式サイトはこちらです。