【review】金獅子への回り道・風圧エレジー(第2回)
※この文章はPSPソフト「モンスターハンターポータブル2nd」(カプコン/発売中)について書かれたものです。
クシャルダオラの弱点属性は龍と毒です。これは通常のものも錆色の方も変わりません。僕は飛竜刀【葵】を武器に選びました。最高に強化された毒属性の太刀です。武器として十分なはずです。毒属性を選んだのには、もう1つ、理由がありました。それはあの厄介な龍風圧です。「風をまとう古龍」というタイトルのクエストがあるくらいで、クシャルダオラはまさに風をその身にまとって、ハンターを寄せつけません。しかもその風が龍風圧です。ひどい時は一撃も斬りつけることができないままに、力尽きることもあるくらいです。しかし、状態異常になるか、頭部を破壊されたクシャルダオラはその龍風圧が使えなくなるのです。これをめざすことにしました。まずは閃光玉を投げて気絶させる。気絶して龍風圧をまとえない状態にして、毒の太刀で頭部を斬りつけて毒状態にする。これを繰り返せば、頭部の部位破壊が成立して、龍風圧を使うことができない、脅威は半減以下になったクシャルダオラのできあがり……と、こういうわけですというか、作戦ですというか、都合のいい妄想です。
尻もちついてんじゃねぇよ。
自分のキャラのふがいなさには、改めて涙がにじみました。あいかわらずの尻もち野郎です。クシャルダオラに突っ込んでいって龍風圧を受けて尻もちをつき、ついたところで風ブレスを受けて吹っ飛ばされます。でもって、なんだかんだで力尽きるということを何度も繰り返しました。よくないけど、いいんです、ぶっちゃけ(ぶっちゃける必要もないくらい)力尽きてしまうことなんて、もう慣れっこです。それでもこの、尻もちというのはいかがなものか。誰かの助けを借りれば、あの凶悪な上位のティガレックスだって倒せる僕です。すごい弓にデスギア装備があれば、テオ・テスカトルにもナナ・テスカトリにも(似たようなもんじゃん! < 俺)後れを取ることのない僕です。繚乱の対弩があれば、銀火竜もお客さんですし、鬼神斬破刀を手にすれば、金火竜も狩りまくることができるこの僕が、尻もちです。あっさりと尻もちです。両手、ついてます。だらしないにもほどがある……。
何度か軽く……いや、決して気持ちは軽くはなかったですが……クエストに失敗した僕は、まず装備をゴールドルナシリーズに変えました。それまでは自動マーキングを発動させるためにレックスSで挑んでいたのですが、それはやめました。ゴールドルナに変えてスロット数を増やし、抗絶珠を装着して気絶無効を発動させました。連続して攻撃を受け、気絶してしまうこともあったからです。それはまず防ごう、と。気絶していたのでは、あまりにも無駄にダメージを受けてしまいます。
次に考えたのは閃光玉の投げどころです。閃光玉5個と素材10セットは常に持って出ていましたが、その成功率が低すぎました。なんでもかんでも投げればいいというわけではありません。それまで僕は多くの場合、突進してきたモンスターをやり過ごし、こちらに向かって振り返ってきたタイミング、その振り返りざまを狙って投げるようにしていました。それでも成功することはあったのですが、確実ではありません。クシャルダオラをよく観察して投げどころを特定した方が、時間がかかるけれども確実にダメージを与えることができて、勝利をぐっと手元に引き寄せることができるはずです。
(最終回に続く)
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