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(前回から続く)
「ホットコーヒー」。
やる気だ。POWER GRAPHIXXの小松君がオーダーしました。中華料理店を後にした僕たちは、
カラオケボックスに入りました。金曜夜、学生街でもある
御茶ノ水の
カラオケボックスは超満員なのですが、僕はバイトに指示して、6人入れる部屋を22時以降、朝まで押さえていました。バイトへのオーダーは2つ。「メシが食える
カラオケボックス、朝まで」です。ヤツらは見事にミッションをまっとうしました。かなり豊富なメニューを誇る
カラオケボックスで、しかも、オーダーはリモコンから行うことができます。いちいち内線電話で頼まなくてもいいので、ク
エストを中断する必要もありません。でかした、櫻井、柳岡(
電撃PlayStationを……というか、僕を支えるバイト2名)。小松君はホットコーヒーで、まずはじっくり心を落ち着けようというのでしょう。やる気満々だ。「あ、小松君、ホットコーヒーね、他は? 俺、コーラ飲むけど、他にコーラ飲む人いる?」。ふだんはとうてい考えられないことに、僕は積極的にオーダーを聞き、いそいそとリモコンで入力していました。「うわ、倉西さんが(アルコールを)飲んでねぇ、本気だ」。半澤君にもからかわれましたが、気にしません。そう、僕は真剣ですから。
男塾先輩も、まるで訓練されたテロリストのように、自分の任務を遂行していきました。電源の位置を確認すると、カバンから電源タップを取り出し、机下中央付近(誰からも等距離に当たるところ)にセットしました。さらにちょっと落とし気味の照明を明るくして、気になるBGMもカットしました。そもそも、僕たちは
カラオケボックスに歌をうたいにきたのではありません。僕のHRを上げるためにきたのです(なんか違う?)。余計な演出は不要です。僕たちは黙々と自分の状態を確認し、思い思いにク
エストの準備をはじめました。
「え? なに? それ?」。
ここで、予想外の事実が発覚しました。野尻君は僕と同じHR5とはいえ、すでにキーク
エストは残すところ、あと、1つとなっていたのです。編集部にいるのをいいことに、人を頼ってプレイできる環境に甘えていた僕とは違い、彼は一人、黙々と上位のク
エストをこなしてきていたのです。「え? だってさ、今日、みんな、集まるじゃん? ということはあれですよ、
ティガレックス2頭(HR6になるための緊急ク
エスト「異常震域」には、
ティガレックスが2頭出現します)だって、ねぇ、ブログも書いてる天才ハンター・
倉西誠一がいるんですから、そんなのワケないじゃないですか? あれ? 倉西さん、
ハンターランクは?」。仕返しされました……。まずい。先にHR6になられた日には、何を言われるかわからないというか、純粋にくやしい。彼がどのキーク
エストを残していたのかは覚えていませんが、僕が何をやり残していたかは、自分用のメモとしてケータイに送信したメールが残っています……というか、こんなメールするか? 普通、39歳の大人が。
From:●●●@mediaworks.co.jp(倉西の会社アドレス)
Subject:HR6へのキーク
エスト
Date:2007年6月●日 17:00:04:
JST
To:●●●@
docomo.ne.jp(倉西のケータイアドレス)
雪獅子、二重の咆哮
沼地に降り立つ赤い影
水面下の恐怖
リオレウス討伐指令
4つもありました。
※写真は、男塾先輩が設置……といっても置いただけの電源タップ。ヤツは会社会議室でのプレイを主張したのですが、会社会議室では、さすがに自由に食べ物が食べられません。それは不自由すぎるので、カラオケボックスに入りました。
(第3回に続く)
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