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(中編から続く)
1回目、ク
エストは無事に終了しましたが、火竜の紅玉は出ませんでした。そりゃそうだ、そんなに簡単に出るものではないし、そもそもガンチャリは最高位に位置する龍属性の
ガンランスです。そんなに簡単にできてしまったら、なんだか申し訳ない。「(火竜の紅玉が)出るまでですか?」。野村が聞きました。「うん、出るまでな」。こういう局面でだけは、編集長です。出ないだろうなと思いつつも、続行指示です。僕がある程度までは戦えるようになったことと、律儀にシビレ罠は素材含めて3回分持ってくるので、みな、なんとなく余裕が出てきたようでした。思い思いの装備でやってきて、自慢しあっています。まだ、僕はゴールドルナシリーズでいっぱいいっぱいです。いつか、この激運でかき集めた素材で、みんなといっしょに自慢しあいます。それまでずっと、いっしょに遊んでね(はぁと……キモイ)。
2回目のク
エストでも火竜の紅玉は出ず、3回目に挑んだエリア9でした。谷やんのキャラが僕に何かを差し出しています。ん? と、思ったのですが、谷やんは「
MHP 2nd」のエキスパートです。きっとなにか……そう思い、ポーチに空きを作るために薬草10個を捨てて、受け取りました。
虫の死骸 10。
「あいさつですよ」。谷やんが笑いました。「そうそう、基本ですよ」。西岡も続けます。「交換爺どこだっけ?」。僕も負け惜しみを言い、3度目の銀火竜戦がはじまりました。ちなみに、ここまで、僕は1回も尻尾を切ることができていませんでした。尻尾を切ることとシビレ罠を置くことだけが、ある意味、僕の仕事なのに。3回目も果敢に尻尾に向かっていったのですが、結局は他の誰かが切り落としてしまいました。「俺の仕事、とるなよぉ~」。僕のキャラの鬼神斬破刀が空を切り、銀火竜は画面の端に突進していき、みんながそれを追っていって、僕は悠々と太刀を納め、尻尾を剥ぎ取りました。
「出たよ、火竜の紅玉」。
無事、この尻尾から火竜の紅玉が出ました。3回目の挑戦でゲットです。「剥いでんじゃねぇよ!」。3人の声がそろっていましたが、もちろん、気にしません。当然のように目的を達成し、新大阪到着30分弱前に、無事、僕はガンチャリオットを手に入れました。いったんホテルに入って、19時から開発スタッフとのク
エストがはじまるというのが、この日のスケジュールでした。ゴールドルナシリーズに、銀色に輝くガンチャリオットです。これが作りたかったんです。6月29日は「金」曜でした。金曜に、大阪に、金色の防具で銀色の武器を携えて乗り込む。これがやりたかったんです。本当に純粋に気分的な問題でしたが、僕なりにここまではやり込んでいくことが、開発スタッフへの礼儀だと考えていました……まったくもってどうにも考え方が理解しにくいでしょうけど、僕は割と単純な人間で、そして真剣です。
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