GWレビュー 「燈 akashi」その2

ゴールデンウィークなので、たぶんゲームニュースも少ないだろうなぁということで、レビュー記事をアップしてみることにしました。全部、以前のブログのコピペですが!orz ※以下の文章は、2005年7月12日に公開されたものです。 ソロアルバム発売記念! 日比野則彦氏ロングインタビュー 第2回 というわけで、第1回の続きです。もうね、言うことないw こんなに長いインタビューですから。明日もありますよw  ソロアルバム「燈 AKASHI」は、いよいよ明日発売です!! 日比野:僕が思うにですね。今回の、多分、世界に誇れることって、デジタルとジャズが完全に共存してるってことなんですよね。つまり、普通は「さまよい」みたいな曲をやろうと思うとドラムは絶対生になる。でも、これをあえて打ち込みで作ったことで、BPMが一定になるので、裏で非常にデジタルっぽい&テクノっぽいサウンドをぴったり重ねることが出来る訳です。でもこれは、両方分かってないとできません 倉西:前に話したと思うんだけど 日比野:はい 倉西:アフリカ・バンバータの「PLANET ROCK」ってアルバム。あれですよね?クラフトワークと競演したかったんだけどできなくて、勝手に作ったヤツ 日比野:そうですね(笑) 倉西:めちゃめちゃ完成度は低いんだけど、勢いはあるw 日比野:そうそう、あれは逆に深く知らないからこそ、出来た技でもある 倉西:あの後、アフリカ・バンバータジョン・ライドンがやったシングル(「World Destruction」)って知ってる? 日比野:シングルは聞いたことないですが、どんな感じですか? 倉西:まぁ、バックはビル・ラズウェルだからいつものぶっとい感じなんだけど「World Destruction」 日比野:はいはい 倉西:精神は「PLANET ROCK」だった 日比野:なるほど! 倉西:というのも、少し思い出したり……。アルバムに戻りますw 日比野:はいー! 倉西:一曲目が、もしかして1番好きかも、僕w わかりやすいですね、坂本龍一ファンなんで。でも、「Grace」が0番目に好き 日比野:ありがとうございます! 日比野:「Grace」だけは1年程前に録音しておいた音源を、そのまま使ったんですよ。こう、日本にはディズニーみたいに単純に平和になる曲があんまりないなあと思って作ってみました 倉西:単純に? 日比野:っていうのは、 倉西:サックスがいいですよ、あれ 日比野:ありがとうございます・・・ 倉西:あれも自分? だよね? 日比野:そうです。他の曲がスタジオ重ね取りなんですが、これだけイッパツ同録で、皆同じ部屋でやったので空気があっていい演奏になってるんじゃないかと思います 倉西:あ、そういう視点はなかったかもですけど、うん、いい感じw 今回のアルバムの最後に来るべき曲 日比野:1曲目は、ずばりクインシー・ジョーンズ・キラー 倉西:! 日比野:すごくおこがましいですが、彼が今の僕の立ち位置にけっこう通じるものがあります。もともとジャズプレイヤーなのに、商業音楽で成功する人。伝記が、ホントにいいですよ! 倉西:伝記? 本? 日比野:そうです。彼の一生は、黒人音楽の地位向上だけに全てを捧げられてたようなものです。だから、映画もやるし、ヒットチャートもやる。当時、映画は白人作曲家と決まっていたのですごいことです。もともと、ビバップも、そもそも黒人が白人のエンタテイナー化していた流れへのアンチテーゼです。 倉西:ビバップは……実は像が結べてない部分もあって……「バード」って映画の影響が強すぎるかもですが、身体性が強すぎるんですよね 日比野:身体性とは? 倉西:今、もしチャーリー・パーカーが存命だったらスタジオにこもりきってたかなぁ 日比野:ほいほい。うーん、時代が違うので何とも言えないですが、2pacみたいになってたかもですね 倉西:デューク・エリントンはビッグバンドだったからの天才だったと思うんですよ 日比野:そうですねー 倉西:身体性というか、解剖学レベルの個人……今ね、日比野君とかは、遺伝子工学レベルの個人なんだと思うんですね 日比野:なるほど!!! 倉西:そこまで自分を問いつめないと、時代にマッチした音楽はできなくて、自分自身を解析するために、コンピュータが必要なくらい、それくらい、膨大な情報やノイズと戦ってるんだと思う、現代の本当に先端にいる音楽家は。まぁ、これ、今、思い出したんだけど、大昔に出てた坂本龍一村上龍の対談本で言ってたことだw 日比野:おっしゃるとおりです。おそらく、どの分野でも同じだと思うんですが、この情報の渦の時代、情報を持ってるから勝ちなんじゃなくて、自分はこう、というスタンスをはっきり打ち出せる、言い換えれば自分の価値基準で情報を選び取れるのが、本当の成功じゃないかと思います。 倉西:少し整理できてきたw DNAを中心に考えてみる。有効な塩基配列で組み上げていって得られる結果としても、今回のアルバムは最高レベルに達してる。でも、ときどき、ジャンクDNA、解析されていないDNAからひらめきのような音がくる。一瞬の音塊なんだけど、それを随所に感じる。ここがgreatなところw 日比野:なるほどー! 倉西:でも本当にスゴイのは、遺伝子工学の外側。遺伝子工学で表現できない人間の定義をサックスが語るところ。DNA、ジャンクDNA、その外側……遺伝子工学を一回通過した、人間性復権……言いすぎ?w 日比野:爆!でも、非常にある意味、核心を突いている気がします! そもそも遺伝子工学で人間を語ろうとすることが、今のほとんどのデスクトップ・ミュージックのクリエイターのやっていること 倉西:そうだね 日比野:それは当然ある程度分かった上で、そこに神様の存在を認めると言うか、そもそもなんで人間が存在したかどうか、という話に戻るわけです ・・・次回に続く。 日比野則彦氏のブログ【音築家・日比野則彦の「音楽でメシを食らう術」】は、こちらです。

 

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